1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

ESG四半期レポート:2024年第1四半期

Digital PR Platform / 2024年6月4日 16時3分

私たちは、このライフサイクル・アプローチが、当初は見過ごされがちなさまざまなプラスとマイナスの影響を特定するのに役立つと考えています。

人と地球への影響の定量化

サステナビリティ目標を持つ投資家がコモディティ投資を評価できるよう、ブルームバーグ商品指数内の各コモディティが人と地球に与える影響を評価するためスコアリング・フレームワークを開発しました。

私たちのフレームワークには、コモディティのライフサイクル全体を通じて20以上の要素が組み込まれており、その結果、社会的要素と環境的要素の両方に基づいて生産と利用を評価するスコアリング・ダッシュボードが作成されます。各要素の詳細は以下図表1の通りです。

図表1:コモディティが人と地球に与える影響を評価する際の要素

[画像7]https://digitalpr.jp/simg/2027/89230/600_358_20240603162852665d70b4b9893.png


コモディティの生産は通常、ネットでマイナスの影響をもたらしますが、その利用は通常、ネットでプラスの影響をもたらすと考えています。そのため、生産によるマイナスの影響を基にスコアリングを開始し、次に利用によるプラスの影響を加味します。スコアカードの最終的なアウトプットは図表2の通りです。

図表2:コモディティが人と地球に与える影響

[画像8]https://digitalpr.jp/simg/2027/89230/600_659_20240603163201665d7171dcca0.png

出所:Schroders, 2023年11月。スコアはユニバース間で標準化されています。フルユニバースには、ブルームバーグ・コモディティ指数(BCOM)にない7品目(鉄鉱石、コバルト、プラチナ、パラジウム、石炭、ロブスタコーヒー、パーム油)が含まれています。上記は、BCOM ユニバースに含まれるコモディティのみを表示しています。

相対的に良好なエネルギー・スコアへの対応

石油と天然ガスは、炭素排出量が多いにも関わらず、全体としては比較的良好です。環境、特に気候に関するスコアは比較的低いものの、生産における社会的スコアが高いため、多くのソフトコモディティよりはスコアは高くなっています。

石油・ガス・プロジェクトに関連するコミュニティ紛争やそれに起因する論争が目立つものの、生産が強制労働や児童労働のリスクと関連することはそれほど多くありません。私たちは、特に電力へのアクセスが不足していたり、再生可能エネルギーのインフラが成熟していない貧しい国々において、エネルギーが日常生活や経済成長に必要であることを反映し、ポジティブな社会的スコアを算出しています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください