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ESG四半期レポート:2024年第1四半期

Digital PR Platform / 2024年6月4日 16時3分

農業は特にソフトコモディティを中心に相対的にスコアが低い

穀物と油糧種子のスコアは相対的に高く、社会的スコアは、これらが世界人口に栄養を供給するというプラスの便益があることを反映しています。

一方、ソフトコモディティは、このスコアカードで最も悪いセクターです。その生産の多くは、労働者の権利が比較的乏しく、先住民族への影響が大きく、武力紛争の可能性が高く汚職の多い国を中心に行われています。穀物や油糧種子、畜産物とは異なり、これらは必需品というよりむしろ任意のものであり、利用においてプラスのスコアはつけていません。また、生産国における生態系保護の低さ、肥料使用による酸性雨の多さ、廃棄物管理に問題があること等、環境面での評価も低くなっています。

まとめ

図表3は、アセットオーナーの優先事項の違いが、コモディティへのエクスポージャーの強化にどのような影響を与えるかを例示したものです。

投資家がサステナビリティをコモディティのエクスポージャーに組み込むことは、個々の投資家のサステナビリティの優先順位や考え方に大きく左右されることから、一筋縄ではいかないことは認識しています。その結果、サステナビリティ目標を有する多くの投資家は、シンプルにコモディティを投資対象から除外しています。私たちは、コモディティへのアクセスを支援できる、より賢明なアプローチがあると考えています。

図表3:サステナビリティの優先順位の違いにより、コモディティがアンダーウェイト/オーバーウェイトになる可能性

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出所:Schroders, 2023年11月。


エンゲージメント:2024年第1四半期


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出所:シュローダー作成、2024年3月末時点

以上の説明は、シュローダーESGチームのグローバルベースでの最近の活動実績を参考情報としてご紹介するものです。個別銘柄、業種、国、地域等についての言及は例示を目的とするものであり、当該個別銘柄等の購入、売却などいかなる投資推奨を目的とするものではありません。本レポートの利用者がこれらの情報に依拠したことによって発生した損害について、当社は一切の責任を負いません。また、当社が日本の投資家様向けに設定・運用するファンドでの個別の投資判断と必ずしも一致するものではありません。

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