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PwC Japan監査法人、徳洲会インフォメーションシステム、医療ISAC、東京工科大学とともに、医療AIガバナンスの産学共同研究を開始

Digital PR Platform / 2024年6月6日 13時0分

さらにAIという新たな技術を適切に利活用するには、その技術基盤自体に係るセキュリティの確保も重要です。国内の医療機関が安全にAI技術を利用するために、現行の医療機関における院内セキュリティにどのような課題があり、その対応をいかに合理的に行うかという観点も含めた検討が必要です。しかしながら、こうした検討もいまだ端緒の段階にある状況です。

PwC Japan監査法人は、監査法人として培ってきたリスクアシュアランスの方法論に基づく、AI技術のガバナンスに関するナレッジを有しています。徳洲会グループのシステム統括を担う徳洲会インフォメーションシステムが保有する医療AIの豊富なユースケース群をもとに、医療ISACが有する国内医療機関におけるセキュリティ実態の豊富な知見とPwC Japan監査法人が有するナレッジを組み合わせ、国内の医療機関の実態に寄り添う、現場志向型の医療AIガバナンスモデルを3社共同で検討します。

第二フェーズ: 医療分野の課題解決に向けた技術・製品に活用していく産学共同研究
第一フェーズから導かれる国内の医療機関の実態に適した医療AIガバナンスのモデルは、東京工科大学DHICが医療現場に即した技術・製品の基礎・応用研究開発を行っていく活動へも共有されます。

DHICにおける医療AR・VRも含めた幅広い研究開発の観点より、医療AIガバナンスモデルへのフィードバックを受けるとともに、その内容を、今後、医療機関が直面するさまざまな課題を解決するための技術・製品の研究開発にも活用していきます。このように、「産」と「学」が一体となり、循環的な相互フィードバックを行うことを通して、国内の医療機関における効果的なAIガバナンスの高度化を促進します。

これらのフェーズのなかで、PwC Japan監査法人は、国内の医療機関の現場・実態に適した、セキュアなAI利用のガバナンスモデルを産学一体の体制の中で構築し、継続的な高度化を推進することを通して、医療提供体制の継続性を揺るがす、医療従事者のリソース不足という社会課題を、AIという新たなテクノロジーによって解決する取り組みに貢献していきます。

<PwC Japan監査法人 執行役 パートナー 宮村 和谷のコメント>
医療分野におけるAIの導入を実現し、効果を最大化していくには、AIで想定される正と負の双方のインパクトにかかわるリスクを把握し、幅広いステークホルダーの目線を意識して適切にコントロール・ガバナンスする態勢の構築と運用が必要になります。私たちは監査法人として長年培ってきたリスクアシュアランスの方法論を活かし、AIのガバナンスの確立に取り組み、AIを活かした医療現場の課題解決に貢献していきたいと考えています。

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