【自閉スペクトラム症進行のモニタリングや治療薬の有効性評価に期待】脳由来神経栄養因子BDNFの産生障害と自閉症との関係を解明し新たな自閉症診断マーカーを提唱--金沢工業大学、富山大学、藤田医科大学など
Digital PR Platform / 2024年6月24日 14時5分
本研究は神経栄養因子BDNFの産生低下が自閉症の病因において中心的役割を果たすことを提唱したもので、本発見は、ASDの診断と治療を前進させる新たな方向性を示しています。そして本疾患の進行をモニタリングし、薬剤の有効性を評価するためのバイオマーカー研究への進展が期待されます。
本研究が、自閉症の治療と診断の研究を促進し、本精神疾患分野の研究のための道を開くことを願っています。
本研究は、日本学術振興会 科学研究費助成事業(22K06448)、科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業(CREST)(JPMJCR0833)の支援のもとで行われました。
【用語解説】
注1) 血漿
血漿は、血液において血球成分(赤血球、白血球、血小板など)以外の成分を指す。そこに含まれるのは、タンパク質、ブドウ糖、脂質、金属イオン、ビタミンなどであり、体の各部位に栄養を運ぶと同時に老廃物を運び出すはたらきも行う。
注2) バイオマーカー
バイオマーカーは、疾患の有無や進行状態を示す生理学的指標とされる。 本研究のような血中成分、血圧や心拍数、血圧や心電図などのデータに対しても使われる。
▼本件に関する問い合わせ先
金沢工業大学 広報課
住所:石川県野々市市扇が丘7-1
TEL:076-246-4784
FAX:076-248-7318
メール:koho@kanazawa-it.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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