1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

【名城大学】機能性が強化された次世代型アスタキサンチンの開発へ!~効率的かつ化学薬品不使用のカロテノイド異性化技術を確立~

Digital PR Platform / 2024年7月5日 20時5分

4)シス型カロテノイド
ポリエン鎖の二重結合の一箇所以上がシス型である形態。詳細なメカニズムは不明であるが、一部のカロテノイド(リコピン、アスタキサンチンなど)において、トランス型を摂取してもヒト体内ではシス型が豊富に検出される。また、近年の研究により、トランス型よりシス型の方が、体内吸収性や一部の生理活性(抗老化作用や抗炎症作用、肌質改善作用など)が高いことが示された。加えて、シス型カロテノイドは結晶性が低く、油脂への溶解度も高いことから、トランス型より加工適性に優れる。

5)ヘマトコッカス藻
淡水生の単細胞緑藻(Haematococcus属の緑藻)であり、栄養飢餓や乾燥、高塩濃度など環境ストレスをうけると、細胞中に高濃度のアスタキサンチン(エステル体)を蓄積する。食品や化粧品用途で用いられるアスタキサンチンは、主にヘマトコッカス藻由来である。


【掲載論文】
雑誌名: Food Bioscience

タイトル: Thermal isomerization of astaxanthin esters in the green alga Haematococcus lacustris without any chemicals
(化学薬品不使用のヘマトコッカス藻由来アスタキサンチンエステルの熱異性化)

著者名: Rina Sakaguchi, Antara Ghosh, Yoshiharu Sawada, Kentaro Takahama, Yasuhiro Nishida, and Masaki Honda

掲載日時: 2024年6月27日に電子版に掲載
https://doi.org/10.1016/j.fbio.2024.104645




【お問い合わせ先】
名城大学総合学術研究科/理工学部/疾患予防食科学研究センター 准教授 本田真己
TEL:052-838-2284
E-mail:honda@meijo-u.ac.jp

富士化学工業株式会社 LS開発本部 課長 西田 康宏
TEL:076-472-5518
E-mail:yasuhiro-nishida@fujichemical.co.jp

▼本件に関する問い合わせ先
名城大学渉外部広報課
住所:愛知県名古屋市天白区塩釜口1-501
TEL:052-838-2006
FAX:052-833-9494
メール:koho@ccml.meijo-u.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください