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がん細胞に薬剤を高効率に取り込ませる新たな手法を発見 抗がん剤を効果的に送り込む「薬物送達ベクター」の開発応用に期待

Digital PR Platform / 2024年7月18日 14時5分

【研究支援】
本研究は、JSPS科学研究費助成事業基盤研究(C)(20K07434,21K06978,22K07034)、武田科学振興財団2021年度医学系研究助成、近畿大学21世紀研究開発奨励金(KD2204)、AMED橋渡し研究戦略的推進プログラム(A-178)の一環として実施されました。また、株式会社ファーマフーズの支援を受けて実施されました。

【研究代表者コメント】
伊藤彰彦(いとうあきひこ)
所属  :近畿大学医学部医学科病理学教室
職位  :主任教授、近畿大学大学院医学研究科長
学位  :博士(医学)
コメント:抗体薬物複合体による治療では、標的細胞への複合体の内在化が十分な薬効を得る上で重要なステップです。今回の発見は、複合体の内在化効率を著しく上昇させる別の抗体が存在する可能性を示すものです。どのような抗体がどのような機序で内在化を促進するのかについて解析を進めて、抗腫瘍化学療法の奏功率向上に寄与したいと思います。

【用語解説】
※1 薬物送達ベクター:薬が効いて欲しい細胞や組織に特異的に薬物を送り届けるための運び屋の総称。抗体や抗体の断片が一般的であるが、その他にペプチド、ウイルス、ナノ粒子などがあり、薬物はこれら運び屋に結合或いは包含される形で標的細胞・組織にまで送り届けられる。
※2 リンカー:抗体薬物複合体において、抗体と薬物をつなぐ役割を果たす分子。リンカーは結合を助けるだけでなく、抗体薬物複合体の安定性維持・薬物遊離効率にも寄与する。
※3 免疫グロブリンスーパーファミリー:いわゆる抗体である免疫グロブリン(ヒトではIgG、IgA、IgM、IgD、IgE)に特徴的な分子構造を持つタンパク質群。
※4 脂質ラフト:細胞膜にできる斑点。この構造には、膜貫通タンパク質などが多数集まり、膜を介したシグナル伝達が起こる。

【関連リンク】
医学部 医学科 講師 萩山満(ハギヤマミツル)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1764-hagiyama-mitsuru.html
医学部 医学科 教授 伊藤彰彦(イトウアキヒコ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/825-itou-akihiko.html

医学部
https://www.kindai.ac.jp/medicine/

▼本件に関する問い合わせ先
広報室
住所:〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
TEL:06‐4307‐3007
FAX:06‐6727‐5288
メール:koho@kindai.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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