Audi A5: ネッカーズルム拠点にて効率的かつ持続可能な生産
Digital PR Platform / 2024年8月2日 16時53分
生産における持続可能な水の利用
アウディは全ての拠点において、貴重な水資源を有効に使用することに責任をもって取り組んでいます。アウディは、2035年までに生産における生態学的にウェイト付けされた水の消費量を、半減させることを目指しています。このため、ネッカーズルム拠点は、隣接するウントレス・ズルムタール(the Unteres Sulmtal)下水処理場を利用した閉ループ水循環システムを活用しています。新しい配管とプラント技術を取り入れたことで、工程用の水を得るために近くのネッカー川から採水する必要がありません。これにより、2025年から淡水資源を最大70%節約することができます。アウディは下水処理場で浄化された水をフィルターシステムとメンブレン(分子分離膜)によりさらにろ過し、その後プロセスで使われた水は再び処理場に戻ります。昨年、アウディはAlliance for Water Stewardship(AWS)に参画し、水の経済的かつ効率的な使用に対する取り組みをあらためて強調しています。
プレミアム品質のための高い自動化レベル
ネッカーズルム拠点は、ボディショップですべての追加部品を完全自動で取り付ける、グループ初の工場です。この方法により、アウディは追加部品のフィッティング精度を向上させ、外的影響を最小限に抑えています。非常に複雑なフェンダーの取り付けには、7台のロボットが同時に使用されます。
アウディの「360factory」生産戦略 の一環として、サプライチェーンではスマートで自動化された素材供給が行われています。各拠点のために自動化ロードマップが作成され、順調に進捗しています。ネッカーズルムは、2014年にアウディとして世界で初めて自由に移動する無人輸送システム(DTS)を導入した拠点です。新型Audi A5の生産開始に伴い、ボディショップでは80%以上の素材が自動で供給されています。
溶接には、自動車ボディ構造における世界初の試みとして、ほぼスモークがでない方法を取り入れています。これは、ドアなどの接着部品を、小さなはんだ付けポイントで取り付け、内外の部品がずれるのを防ぐ方法です。スモークには腐食性があるので、以前は、数えきれないほどあるはんだ付け固定ポイントをすべてきれいにする必要がありました。新しいプロセスでは、回転するガス流により残留物の蓄積がほぼ排除されます。この新しい方法は、従来の技術に比べて2倍以上の速さで作業を進めることができます。
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