―約1470人の腹膜透析患者さんのライフスタイル実態調査結果― 全国調査から患者さんはおうち透析(腹膜透析)を実施できる病院の増加を希望
Digital PR Platform / 2024年10月18日 14時0分
8割以上の患者さんが「腹膜透析を行っていなかったら仕事や趣味など、やりたいことを諦めていたかもしれない」と回答
9割以上が「主に自分自身」で日常的な治療を行い、約8割が「自分らしいライフスタイルを過ごせている」とし、「おうち透析(腹膜透析)」は患者さんの自立と自分らしさを支援することを示唆
バクスター・インターナショナル・インク(以下、バクスター)は、日本でおうち透析※1(腹膜透析)を行う患者さん1,472人を対象に、「腹膜透析患者さんのライフスタイル実態調査」を2024年4月~5月にかけて実施しました。この結果、70%の患者さんが「おうち透析(腹膜透析)」を実施できる病院を増やしてほしい」 と回答しました(図 5、参考資料 図o)。
慢性腎臓病が進行すると体の毒素や余分な水分を体外に排出するために透析療法が必要になります。透析療法には、患者さん自身がお腹に留置したカテーテルと透析液バッグをつなぎ自宅などで日中や就寝中に毎日治療を行う「おうち透析(腹膜透析)」と、医療機関で医療者が週3回各4~5時間かけて血液を体外の機械でろ過して体に戻す通院透析(血液透析)などの種類があります。
今回の調査の結果において、約85%が「腹膜透析を行っていなかったら仕事や趣味など、やりたいことを諦めていたかもしれない」(図1、参考資料 図m)や、約78%が「自分らしいライフスタイルを過ごせている」(参考資料図l)と回答しています。また、20~59歳の仕事を持つ患者さん、および60歳以上の趣味・旅行・スポーツを行う患者さんはいずれも70%を占め(図2)、91%の患者さんは「自分自身」で治療をしていることから(参考資料図c)、腹膜透析は患者さんの自立を支援する治療であることが伺えます。
日本における慢性腎臓病患者数は2024年には約2,000万人(成人5人に1人)※2といわれ、これに比例して透析治療が必要となる患者さんも増加しています。諸外国では「おうち透析(腹膜透析)」の普及率が10~70%というところもあるのに対し、日本は3%※3と低く、この治療を受けられる病院は限定的といえるでしょう。
<板橋中央総合病院 副院長、総合内科 小松 康宏医師 コメント>
「腹膜透析患者さんの70%が仕事を持ち、趣味や食事など生きいきとした日常を過ごしていることを嬉しく思います。また、同時に患者さんがどこでも平等にSDM(シェアド・ディシジョン・メイキング:最良の医学的情報と患者さんの価値観・選好を踏まえ、医師と患者さんが共同で治療に関する意思決定をすること)を受けられる社会の重要性を感じています。血液透析と腹膜透析は併用することも可能なため、既に治療を開始している方でも、再度のSDMを行うことで、より良いQOLが得られることがあります。医療者が学び患者さんへ伝えていくことはもちろん、患者さんにも積極的に治療に関する情報収集をしていただきたいと思います」
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