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「ネイルを楽しむ」が、ときに皮膚トラブルにつながることも? 手湿疹にはステロイド外用剤による早めの対処が大切

Digital PR Platform / 2024年9月3日 11時0分

図1 未硬化ジェルやアセトンによる手湿疹(炎症)や黒ずみの発症機序を解明
※1 2023年11月15日発表リリース:
  Vゾーンの脱毛後は肌トラブルが多い!?Vゾーンの脱毛後、黒ずみ・くすみが起こる原因を解析
~美容医学の専門家 日本医科大学皮膚科教授 船坂陽子先生にインタビュー~
https://www.taisho.co.jp/company/news/2023/20231115001435.html
※2 参考文献:鈴木加余子, FRAGRANCE JOURNAL, 2023, 51(2), 42-45.

【美容医学の専門家からのアドバイス】
~ステロイド外用剤の効果的な使い方~
今回の結果を踏まえ、美容医学の専門家である池袋西口病院美容皮膚科部長 船坂陽子先生におしゃれに伴う皮膚トラブル及びステロイド外用剤の効果的な使い方について、お話して頂きました。

1.皮膚炎を痕に残さないためには早めのステロイド外用剤使用が大切
おしゃれのための行為(脱毛やネイルケア等)が刺激となり、ときに皮膚トラブル(皮膚炎)が生じることがあります。皮膚炎によりメラニン生成が過剰になり黒ずみ(色素沈着)が発生しますが、適切な対処をせずに症状が慢性化すると痕が残ることもあります。そのため、炎症を抑制する働きがあるステロイド外用剤を使用して早めに対処することが大切です。ただし、症状によってはステロイド外用剤でなく別の対処が必要な場合もありますので、ステロイド外用剤を5~6日間使用しても症状が改善しない場合は医師や薬剤師にご相談ください。おしゃれを楽しむためにも、正しい知識をもって皮膚トラブルに適切に対処しましょう。
2.皮膚炎後の黒ずみについて
皮膚炎後の黒ずみの原因は、炎症により過剰にメラニンが分泌され発生する色素沈着であるといわれています。ステロイド外用剤が黒ずみを引き起こすという誤った情報を目にすることもありますが、赤みが引いて炎症後の色素沈着が目立つことが主な要因です。炎症を抑制する働きのあるステロイド外用剤を使用することは黒ずみ防止に繋がります。

3.ステロイド外用剤の強さについて
ステロイド外用剤には、作用が強いものから順にストロンゲスト、ベリーストロング、ストロング、ミディアム、ウィークの5段階があります。
弱いステロイド外用剤を希望される患者さんもいますが、症状に対して強さが不十分な状態で使用した場合、症状が改善せず慢性化し、痕が残ることもあります。そのため、皮膚炎治療では症状に適した十分な強さのステロイド外用剤でしっかり効果を得ることが重要です。

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