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保険業界が抱える5つの問題とAIが果たす役割

Digital PR Platform / 2024年9月9日 11時23分

SASのEMEAおよびAP地域保険業務担当リーダーであるアレーナ・チシュチャンカ(Alena Tsishchanka)は、次のように述べています。「保険会社は、スマホアプリのような既存チャネルを通じて顧客にAIによる健康指導や個別のアドバイスを提供するなど、従来のカスタマー・エクスペリエンスを刷新することで、保険金の支払いを軽減することができるかもしれません。保険会社は、ウェルネスサービスだけでなく、気候変動やESG( https://www.propertycasualty360.com/2024/04/11/how-esg-could-transform-insurance-into-a-more-sustainable-sector/
)に関するパートナーシップのような市場ポテンシャルも真剣に検討すべきです。そのような取り組みは、保険会社の支払能力の問題への対処に役立つだけでなく、保険業界に対する世間の認識が大きく向上する可能性もあります」

適切な倫理ガイドラインを導入すれば、パートナーとしての保険会社というモデルは現実的になります。これに似た最先端のインシュアテックやパラメトリック保険と併せて、先進的な保険会社の新たな道として注目されています。

4. 隠れたデジタルリスクには一元的ソリューションが必要
今や偏在するスマートフォン技術により、今日の保険会社はネットが存在するところなら世界中どこでも市場にも参入できます。顧客の保険料負担増を軽減したい保険会社にとって、デジタルへの移行に投資することは、現代の顧客に適合した現代的な商品を投入することにつながります。

しかし保険会社がデジタル市場で勝ち残るには、ますます個々の契約者に向けてカスタマイズした保険商品とサービスを提供する必要があります。こうしたオーダーメイドのサービスと、オンラインで簡単に申し込める手軽さは、良くも悪くも、多くの潜在顧客を引き寄せています。

保険会社は、申請の量とスピードに追われています。残念なことに、保険を承認するか否かの作業に忙殺され、保険会社には詐欺を働く可能性の高い顧客や好ましくないリスクをもたらす顧客を適切に調査し、特定するための十分な時間がありません。従って、保険会社は概してこれらの顧客と、彼らがもたらすリスクを引き受けてしまっています。

不正行為やその他脅威を大量かつ正確に特定するための技術インフラを構築することは、従来の保険会社だけでなくインシュアテック企業にとっても同様に、依然として大きなハードルとなっています。また、保険金詐欺や望まないリスクを引き受けることは、保険会社の損害率や合算比率の上昇を意味し、最終的には顧客の保険料の負担増につながります。

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