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2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に飲食店出店決定 完全養殖魚など多様な生物資源を活用した未来の食文化を世界に発信

Digital PR Platform / 2024年9月10日 14時5分

【出店概要】
店舗名   :近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所
       大阪・関西万博 ウォータープラザ店
営業期間  :令和7年(2025年)4月13日(日)~10月13日(月)予定
場所    :ウォータープラザ西棟内 2階
営業時間  :10:00~21:00予定
席数    :約110席
店舗面積  :約300㎡
店舗経営管理:株式会社アーマリン近大
店舗運営  :株式会社ダイナック

【サラブレッド魚】
近畿大学の技術力によって作られた、2種類の魚を掛け合わせてそれぞれの長所を利用した魚種。
サラブレッド魚とは、概念を簡潔に表現するために近畿大学が創作した言葉であり、学術的には交雑魚と言われるものです。

【クエタマ】
平成23年(2011年)に近畿大学が日本で初めて作出に成功した、クエとタマカイを掛け合わせた魚種です。"幻の高級魚"といわれるが成長が遅く、出荷までに時間を要するクエを、成長の早い南方系のハタ科魚類であるタマカイと掛け合わせることで、クエのような淡白で上品な味わいでありながら成長が早く、養殖効率がよいため、新しい養殖対象魚種として注目されています。

【ブリヒラ】
昭和45年(1970年)に近畿大学が世界で初めて作出に成功した、ブリとヒラマサを掛け合わせた魚種です。脂のりがよく旨味が強いが身が柔らかいブリと、コリコリとした食感が楽しめ、脂身が少なく淡白な味わいのヒラマサを掛け合わせることで、ブリのうまみとヒラマサの歯ごたえ、美しさを兼ね備えています。

【キンダイ】
昭和44年(1969年)に近畿大学が世界で初めて作出に成功した、イシダイとイシガキダイを掛け合わせた魚種です。約3年で成熟し繁殖力が強く卵を大量に産むイシダイと、成熟に6年以上を要し産卵量も少ないが、商品サイズになるまでの成長が早いイシガキダイを掛け合わせることで、それぞれのよいところを兼ね備え、食感がよく、味にも優れています。

【日本国際博覧会と近畿大学の養殖技術】
近畿大学は、昭和45年(1970年)の大阪万博において、「キッコーマン水中レストラン」の店内に設置された水槽に、当時では非常に珍しかったマダイやハマチなどの人工種苗による養殖魚を展示しました。特にマダイは、近畿大学水産研究所では昭和39年(1964年)に人工ふ化に成功し、万博で未来の技術として紹介されました。マダイの養殖生産は万博が実施された昭和45年(1970年)頃から増加しはじめ、近畿大学水産研究所は成長が早いマダイの育種に成功するなどして、国内のマダイ養殖の普及に貢献してきました。その後の数十年で養殖技術を飛躍的に向上させ、現在では日本で流通する養殖マダイの多くが近畿大学に由来を持つとも言われています。さらに、平成14年(2002年)には世界初のクロマグロの完全養殖にも成功するなど、水産養殖のパイオニアとして天然資源に依存しない持続可能な養殖技術を確立し、環境保護と食糧供給の両面で社会に大きく貢献しています。

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