PwC、年次調査「グローバル エンタテイメント&メディア アウトルック 2024-2028」を発表
Digital PR Platform / 2024年10月15日 11時0分
インターネット広告は、広告業界で最大かつ最も急速に成長している手法の1つです。2023年には10.1%の成長を遂げ、525億米ドルの新しい収益を生み出しました。2028年まで9.5%のCAGRで成長し、総広告支出の77.1%を占める見込みです。
ストリーミングサービスは成長を促進するために新しいモデルを模索している
ストリーミングサービスの利用と加入者数は増えているとはいえ、サービスプロバイダーの競争激化や、デジタル商品やサービスに対してより多くの料金を加入者に支払ってもらうことが難しくなってきていることから、成長率は近年より低くなっています。オーバーザトップ(OTT)ビデオサービスの世界のサブスクリプション数は、2023年の16億から2028年には21億に増加し、5.0%のCAGRを示しています。しかし、OTTビデオのサブスクリプションあたりの世界の平均収益はほとんど変化せず、2023年の65.21米ドルから2028年には67.66米ドルと、微増にとどまると予想されます。この停滞により、主要なストリーミングサービス提供者はビジネスモデルを再構築し、サブスクリプション以外の収益源を模索しています。具体的には、広告付きのバリエーション(広告が含まれたコンテンツでサブスクリプション料金を引き下げる)の導入、パスワード共有の厳格な取り締まり、スポーツの生中継の導入、統合(企業統合/サービスのバンドル)などです。先進市場では、この統合がサブスクリプションサービスプロバイダーのバンドルという形で進行しています。2028年までには、広告がOTTの世界のストリーミング収益の28%を占めると予測されています(2023年の20%から増加)。
ライブイベントや映画館の回復とゲーム業界の躍進
eスポーツ(トーナメントと観客を伴う、スポーツ競技としてのゲーム)を含む世界のゲーム市場は、E&M業界で最も急成長している大きなセクターの1つとして勢いを保ち続け、2023年の総収益は前年比4.6%増の2,276億米ドルに達しました。収益は2028年に3,000億米ドルを超え、2019年の2倍以上になると見込まれています。アジア太平洋地域は依然としてゲーム業界最大のマーケットであり、世界の総収益の48.1%を占め、2028年には54.4%(1,818億米ドル)に増加します。
E&M業界における他のセグメントでは、音楽ライブや映画館などの、対面で、リアルな、テクノロジーを活用した体験が引き続き主要な成長分野であり、音楽チケットの売上と映画の興行収入は、2023年の世界消費者支出のうち純増分の38.6%を占めています。ミュージシャンのワールドツアーなどの大規模イベントに牽引され、音楽ライブの収益は26%増加し、音楽市場全体の半分以上を占めました。
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