【甲南大学/中部大学】ヒトの頭をつくる組織の「元」をホヤで発見!脊椎動物における頭部の進化の謎解明に期待 ― 研究成果が英国科学雑誌Natureに掲載
Digital PR Platform / 2024年10月24日 14時5分
*7 多能性幹細胞
多種の細胞に分化する能力を多能性といい、多能性を維持したまま、自己複製することができる細胞を多能性幹細胞という。万能細胞として知られるES細胞やiPS細胞も多能性幹細胞である。
7.研究助成
本研究は、日本学術振興会(JSPS)科学研究費助成事業・基盤研究(B)(19H03213, 23H02492, 23K27185;研究代表者 日下部岳広)、同・若手研究(19K16150;研究代表者 大沼耕平)、同・基盤研究(C)(23K05786;研究代表者 大沼耕平)、および甲南学園平生太郎基金科学研究奨励助成金(研究代表者 日下部岳広)の補助を受けて実施されました。
【図について】
図1.脊椎動物胚の神経堤とプラコードが生じる場所
神経堤とプラコードは、目や脳、手足ができる前の初期胚の、将来、中枢神経(脳+脊髄)になる組織(神経板)と表皮になる部分の境界領域から生じる。
図2.ホヤのオタマジャクシ型幼生
図3.ホヤ胚のa9.49細胞の発生運命の追跡実験
(a)ホヤ胚の神経板をKaedeという蛍光タンパク質で標識し、左右のa9.49細胞(*)に405nmレーザー光を照射してKaedeの蛍光を緑から赤に変換した(光変換)。(b)光変換後幼生まで発生させたところ、光変換されたa9.49細胞の子孫はメラニン色素細胞とグリア細胞に分化した。(c)同様の方法でa9.49細胞由来グリア細胞を変態後の幼若体まで追跡した(幼若体の脳の拡大図)。a9.49細胞の子孫の一部は成体脳の神経前駆細胞になる。
図4.本研究成果に基づく神経堤の起源と脊椎動物の頭部の進化の新しい考え
▼本件に関する問い合わせ先
甲南学園広報部
住所:兵庫県神戸市東灘区岡本8-9-1
TEL:078-435-2314
FAX:078-435-2546
メール:kouhou@adm.konan-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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