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デロイト トーマツ調査:日本の労働市場におけるGX人材の割合は8.5%、今後のGX業務関与意向は56.7%にとどまる

Digital PR Platform / 2024年10月31日 11時11分

デロイト トーマツ調査:日本の労働市場におけるGX人材の割合は8.5%、今後のGX業務関与意向は56.7%にとどまる

GX人材の市場規模やキャリアの志向性、リテラシー標準の保持率やリスキルの実態を分析。GX人材はワークライフバランスや挑戦機会を大事にし、領域をまたいだリスキルを行う傾向

デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一、以下「デロイト トーマツ」)は、労働市場の供給面に着目し、GX(グリーントランスフォーメーション)人材の市場規模を推計するとともに、キャリアの志向性やリスキルなどの実態および課題を明らかにする「グリーントランスフォーメーション人材調査」を実施しました。その結果分析レポート(以下「本レポート」)を公表します。
2024年5月に全国の20~50代のフルタイム就業者131,970人に対してスクリーニング調査を行い、そのうちGX関与領域*1においてGX職種*2に従事する人材4,017人を「GX人材」と位置づけました。性別・年齢構成比が実際の日本の労働者と同一になるように回答者の属性別割合を補正したうえでGX人材の出現率を推計すると8.5%となり、日本の就業者人口約3,000万人のうち254万人にとどまっていることが分かりました。(図表1)

*1:経済産業省 「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に基づき定める領域
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/index.html
*2:経済産業省が組成するGXリーグ(カーボンニュートラルへの移行に向けた挑戦を果敢に行い、国際ビジネスで勝てる企業群がGXを牽引する枠組み)が2024年に公開した「GXスキル標準」において定義する、GXに必要な人材類型や職種に準ずる
https://gx-league.go.jp/news/20240514/

図表1:日本の労働市場におけるGX人材の規模

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2100/98076/700_310_202410310928466722cf3e21779.png


GX人材は男性・女性ともに年代が低いほど割合が高い傾向にあります(図表1)。また、GX人材に、その他の回答者である非GX人材1,111人を加えた計5,128人を対象にWEBアンケートを行い、GX人材が領域を変えながらGX職種に従事する状況などが明らかになりました。脱炭素社会への移行に向けてあらゆる業界でGX人材が求められる現状において、企業がGX人材を特定し、リテンションを含めたタレントマネジメント戦略、採用戦略、就労環境などを整備する必要があることなど、本調査を通じた示唆も得られました。

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