2024年12月期第3四半期の連結業績の概要について~第3四半期の売上収益としては過去最高を更新~
Digital PR Platform / 2024年11月6日 13時11分
□取締役会長 兼 代表取締役社長 渡部克明 コメント
「第3四半期決算の実績は、前年同期比で売上収益は増収、営業利益は前年並みとなりました。二輪車事業では、新興国でのプレミアムモデルの出荷が増加し、増収・増益となりました。マリン事業は、引き続き、在庫適正化に向けて生産調整を行い、船外機の出荷台数が減少したことにより、減収・減益となりました。ロボティクス事業では、生成AI関連の需要の増加に伴い半導体後工程製造装置の販売が増加した結果、赤字幅が縮小しました。
今後の展望について、外部環境は米国の利下げに伴い物価上昇にも一服感がありますが、各国の金融政策を踏まえた為替動向など、依然不透明な状況が続いています。また、セグメントごとに状況は異なりますが、競合各社の供給が改善したことや需要減少などの影響により、厳しい競争環境が続く見通しです。加えて、海上運賃や原材料、人件費等についても上昇傾向にあり、適切なコストコントロールが求められています。
2024年12月期 通期業績予想は下方修正しました。新中期経営計画の初年度となる来期を見据え、赤字であるRVやSPVの両事業について、今期中に悪い部分は全て処理し、いったんリセットして再スタートを切るべく、事業構造の見直しに着手しています。あわせて、メリハリをつけたコストコントロールと生産効率改善に加え、成長に向けた投資をしっかりと実行していきます。」
□連結業績について*
当第3四半期連結累計期間の売上収益は1兆9,769億円(前年同期比1,417億円・7.7%増加)、営業利益は2,010億円(同16億円・0.8%増加)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,361億円(同68億円・4.8%減少)となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間の為替換算レートは、米ドル151円(前年同期比13円の円安)、ユーロ165円(同15円の円安)でした。
売上収益は、コア事業の二輪車のうち、ブラジル、インド、インドネシアにおいて販売台数の増加により、増収となりました。営業利益は、二輪車事業の増収効果とコストダウンに加え、円安によるプラスの効果もありましたが、マリン事業およびRV事業、SPV事業の販売減少により、前年並みとなりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、四半期末の円高にともなう為替差損、支払利息の増加により、減益となりました。
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