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新方式の量子コンピュータを実現 ~世界に先駆けて汎用型光量子計算プラットフォームが始動~

Digital PR Platform / 2024年11月8日 13時5分

[9] スクイーズド光
光波を90度位相の異なる二つの波に分解したとき、それぞれの波の振幅は量子揺らぎを持つ。スクイーズド光とは、一方の波の振幅の量子揺らぎを圧搾(スクイーズ)し、もう一方の波の振幅の量子揺らぎを増幅した光のことをいう。量子力学の原理により、この二つの振幅の量子揺らぎを同時に圧搾することはできない。

[10] ビームスプリッター
光を部分的に反射、透過する光学素子。量子的な光を入力することで量子もつれを生成することができる。量子光学における基本素子。

[11] プログラマブルロジックデバイス
デジタル回路をフレキシブルに設計・変更できる半導体デバイス。測定誘起型量子コンピュータを高速に実行するために高速なデジタル処理が必要となる。本研究では、Field Programmable Gate Array(FPGA)と呼ばれるデバイスを用いた。

共同研究グループ
理化学研究所 量子コンピュータ研究センター 
 光量子計算研究チーム
  チームリーダー  古澤 明 (フルサワ・アキラ)
  (量子コンピュータ研究センター 副センター長、東京大学大学院工学系研究科 教授)
  特別研究員 阪口 淳史 (サカグチ・アツシ)
  研究員 吉川 純一 (ヨシカワ・ジュンイチ)
  特別研究員 陳 奕如 (チェン・イリュ)
 光量子制御研究チーム
  チームリーダー 米澤 英宏 (ヨネザワ・ヒデヒロ)
  上級研究員 横山 翔竜 (ヨコヤマ・ショウタ)
東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻  
  助教 アサバナント・ワリット(Asavanant Warit)
(量子コンピュータ研究センター 光量子計算研究チーム 客員研究員)
  助教(研究当時) 高瀬 寛 (タカセ・カン)
  (量子コンピュータ研究センター 光量子計算研究チーム 客員研究員)
  博士課程学生 長吉 博成 (ナガヨシ・ヒロナリ)
日本電信電話株式会社 NTT先端集積デバイス研究所
  上席特別研究員 橋本 俊和 (ハシモト・トシカズ)
  特別研究員 梅木 毅伺 (ウメキ・タケシ)
  准特別研究員 柏﨑 貴大 (カシワザキ・タカヒロ)
  研究主任 井上 飛鳥 (イノウエ・アスカ)
株式会社Fixstars Amplify
  代表取締役社長CEO 平岡 卓爾 (ヒラオカ・タクジ)

研究支援                                
 本研究は科学技術振興機構(JST)ムーンショット型研究開発事業ムーンショット目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現(プログラムディレクター:北川勝浩)」の研究開発プロジェクト「誤り耐性型大規模汎用光量子コンピュータの研究開発(プロジェクトマネージャー:古澤明)」の助成を受けて行われました。

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