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SAS、アジア太平洋地域(APAC)におけるAI動向調査を実施

Digital PR Platform / 2024年11月14日 11時5分

43%の組織が今後12か月以内にAI投資を20%以上増加させる計画を立てている中、戦術的な投資の見込みが成果を上回ることで、AIに対する失望が生まれるリスクがあります。ビジネスリーダーはAIから成果を得るまでには時間がかかり、長期的な価値を確保するためにはしっかりとしたAI基盤が必要であることを認識する必要があります。

SASのダバギ氏は、次のように述べています。「生成AIツールの利用によりユーザーは魔法にかかったように感じていますが、企業環境に統合するには多くの作業が必要となり、適切なインフラが整っていなければなりません。また、これらのツールに対する期待はしばしば非現実的です。落とし穴を理解し、課題に取り組む方法を学ぶことで、AIの導入と実装における成功率を高め、ビジネス目標を達成する機会を得ることができます」

業界におけるAIの動向:スキルギャップの課題は医療業界、政府部門で顕著
この調査はAPAC地域において、AIがさまざまな業界に与える影響を詳細に分析しており、銀行、保険、医療、政府機関に重点を置いています。

AI導入の成功に向けたスキルギャップは業界全体の一貫した課題であり、特に医療業界(41%)で顕著であり、次いで政府機関(38%)、保険業界(32%)、銀行(29%)と続きます。これら業界は、意思決定の合理化、さらなる自動化、新製品やサービスの市場投入の迅速化、コスト削減、その他多くのメリットを実現するために、データとAIの能力向上に投資を続けています。

それでも一部の事例では一貫して成功裏に導入されています。例えば、銀行では、トップ3の事例として、流動性リスク管理、資産と負債の管理、金融犯罪分析が挙げられます。保険業界では、保険金詐欺、製品のオムニチャネル提供、インテリジェントな価格設定の事例が見られます。医療業界では、医療詐欺やコスト削減が注目される事例であり、政府機関では社会福祉プログラムの整合性確保、緊急対応の支援、税収と歳入のコンプライアンスが主要なAI事例です。

国ごとに異なるAI導入のトレンド:リードする中国に続くインド、日本
APAC地域におけるAIの状況は国によって異なり、それぞれの市場は独自の導入トレンドを示しています。中国はAI投資でリードしており、今後12か月でAIプロジェクトの大幅な増加(59%)が見込まれ、インド(51%)や日本(46%)もそれに続きます。さらに、中国と韓国は他国に比べてAIの導入と統合がより迅速に進んでいます。この差は、投資レベル、規制の整備、AI人材やインフラの利用可能性などの要因によって引き起こされています。日本、オーストラリア、韓国、そして多くの東南アジア地域では、スキルを持った人材不足が国家的かつ業界的な懸念事項となっています。

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