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世界初、IOWN APNの低遅延性能によりクラウド上で映像処理を行う内視鏡システムで内視鏡医がリアルタイムな診断・治療が実現可能なことを実証

Digital PR Platform / 2024年11月19日 15時37分

世界初、IOWN APNの低遅延性能によりクラウド上で映像処理を行う内視鏡システムで内視鏡医がリアルタイムな診断・治療が実現可能なことを実証

発表のポイント:

IOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)(※1、以下「APN」)を用いてクラウド内視鏡システムを構成することで、遅延の課題を解消し、150km離れた遠隔地のサーバ上で映像処理を実施しても、内視鏡医が患者さんに対してリアルタイムな診断・治療が実現可能なことを確認しました。
本結果を踏まえ、クラウド内視鏡システムの本格的実現に向け、NTTとオリンパスは共同で技術課題の解決に向け検討を進めてまいります。

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)とオリンパス株式会社(本社:東京都八王子市、取締役 代表執行役 会長兼 ESG オフィサー 竹内 康雄、以下「オリンパス」)は共同で、世界で初めて内視鏡の映像処理機能をクラウド上で実現するクラウド内視鏡システムをIOWN APNを用いて構成し、今年3月からの実証実験にて、APNがクラウド内視鏡システムの実現に向けたネットワーク課題を解決できることを実証しました。今後も両社でクラウド内視鏡の社会実装に向けた検討を進め、クラウド化による内視鏡システムの性能/機能改善やアップデートの対応を可能とし、高度な医療へのアクセス拡大など、社会課題の解決に引き続き貢献してまいります。
 なお本研究成果の一部は、2024年11月25日~29日に開催されるNTT R&D FORUM 2024 ―IOWN INTEGRAL(※2)に展示予定です。



[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2341/99239/700_135_20241118163607673aee67848fa.png


【図1 クラウド内視鏡システムの概要】

1.背景
 内視鏡は、先端の管を体内に挿入し、検査や組織サンプルの採取の際に使用される医療機器です。その低侵襲性と高い安全性から適用領域は年々拡大しており、高機能化も進んでいます。
 最近では内視鏡撮影映像から病変の恐れがある部位を内視鏡操作者に提示するなどといった高度な支援機能を備え、より安全かつ確実な病変部位の早期発見に貢献しています。
 一方で、現在の内視鏡は内視鏡装置内で全ての機能を処理しており、性能限界やメンテナンス性が課題となっています。また、リアルタイムでの遠隔診断や治療の実現など新たなユーザーニーズに基づく柔軟な機能改善/アップデートが必要になる場面が増えることが予想されます。そこで映像処理等処理負荷の高い一部の機能をクラウド上で分担する「内視鏡のクラウド化」が議論されています。

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