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京王電鉄と日立、AI駅係員サービス実現に向けた実証実験を開始

Digital PR Platform / 2024年11月27日 14時10分

京王電鉄と日立、AI駅係員サービス実現に向けた実証実験を開始

AIアバターを活用し、駅の特性やお客さまのニーズに合わせた情報提供と駅係員の案内業務をサポート


[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2822/99974/500_215_2024112713175867469d76e7c2f.jpg

AI駅係員サービスの利用の様子とポスター画像

 京王電鉄株式会社(以下、京王電鉄)と株式会社日立製作所(以下、日立)は、2024年12月2日から2025年3月2日の期間でAI駅係員サービスの実証実験(以下、本実証)を行います。本実証では、インバウンド対応やタイムリーな情報共有などの案内サービスの質向上に加え、駅係員の案内業務サポートを目的に、相模原線の橋本駅と京王多摩センター駅の2駅に、AIアバターを搭載したタッチパネルディスプレイを設置します。
本実証を通じ、電車の時刻表や乗り換え案内、駅周辺の施設案内や目的地までの移動経路など、お客さまの知りたい情報を収集・分析するほか、AIアバターの利用率などを検証することで、お客さまが求める情報をタイムリーに提供し、お客さまの快適な駅利用の実現をめざします。

■背景
 近年、少子高齢化に伴う労働人口の減少や、インバウンド需要の高まりによる訪日外国人観光客の増加により、駅係員の案内業務における高度な応対の必要性がさらに高まっています。
 京王電鉄では、多様なお客さまへの案内サービス拡充およびDX活用による駅係員の案内業務サポートを重要課題と捉えています。この課題解決に向けて、このたび、京王電鉄と日立は、駅周辺の案内のニーズが高い橋本駅と、テーマパークを有し訪日外国人観光客の利用も多い京王多摩センター駅の2駅で、AI駅係員サービスの実証実験を行います。

■AI駅係員サービスの特長
 日立は、鉄道業界が抱える課題を解決するため、さまざまな機能を有したAI駅係員サービスの検討を進めてきました。特長は、以下の4点です。
(1)生成AIを活用し、複雑な問い合わせにも自動で応答
(2)遠隔応答やスマートフォン対応により、お客さまが利用しやすい方法でご案内が可能
(3)駅の特性やお客さまのニーズに合わせた情報を提供
(4)多言語機能でインバウンド需要に対応(本実証では日本語・英語・中国語・韓国語)

 AI駅係員のアバターが搭載されたタッチパネルディスプレイに、お客さまが問いかけると、AI駅係員が自動で応答します。生成AIに駅係員として答えさせたい内容を学習させることで、正当性と応答精度の高い自動応答を実現します。さらに、駅係員が自由に投影情報を作成・設定できるため、駅周辺施設のアクセスや、定期券購入の開始時期など、お客さまのニーズや季節・イベントなどに合わせ、FAQ応答ができる範囲を広げることができます。
 また、京王電鉄のホームページと連動し最新の運行情報を表示するほか、列車のダイヤが乱れた際は、駅構内の最新案内に誘導するアナウンスを表示します。
駅に設置されたタッチパネルディスプレイだけでなく、AI駅係員のポスターのNFCタグ*1にスマートフォンをかざすと、スマートフォンのブラウザ上でも同等のサービス*2を受けることができます。そのため、タッチパネルディスプレイが他のお客さまの利用中でも、自分のペースで利用することが可能です*3。
*1 株式会社 日立ハイテクネクサスのNFCタグ関連サービス「真贋判定サービス(MiWAKERU®)」と連携
*2 システムの拡張性に優れているAmazon Web Services(AWS)のパブリッククラウドを活用。(AWSは、米国および/またはその他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の登録商標または商標です。)
*3 スマートフォンでAI駅係員サービスを受けられるのはAI駅係員サービス設置駅のみ

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