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役所広司が横浜フランス映画祭アンバサダーに カンヌでの受賞経験、フランス映画への思い語る

映画.com / 2024年2月5日 19時15分

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(C)unifrance

 横浜フランス映画祭2024ラインアップ発表会が2月5日フランス大使館大使公邸で開催され、特別アンバサダーを務める役所広司が登壇し、フランス映画や映画祭への思いを語った。

 壇上で「大役に緊張しています」と挨拶した役所は、「僕はフランス映画が大好きで、旅行も大好きです。初めて参加した国際映画祭がカンヌで、今村昌平監督の『うなぎ』でした。今村監督が帰国されていたので、僕がパルムドールを受け取るという素晴らしい経験をしました。ほかにもフランス各地の映画祭に参加したことによって、映画の仕事を頑張ってやってこれたと感謝しています。ひとりでも多くの方にフランスの映画に触れていただきたい」と長年のフランスとのつながりを語る。

 役所はヴィム・ヴェンダース監督作「PERFECT DAYS」に主演し、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞した。昨年のカンヌ映画祭出席を振り返り、「忘れられないのは最優秀男優賞をいただいたときの瞬間でした。スタッフやキャスト、ヴェンダース監督が涙ぐんで喜んでくれたのに感動しました。その後、フランスの一般のお客様にも受け入れられたことを実感しました」と述懐。

 「PERFECT DAYS」は今年3月に授賞式が行われる第96回アカデミー賞国際長編映画賞にもノミネートされており、「『PERFECT DAYS』は最初にアメリカのキャンペーンでテルライドでスタッフたちと食事をしているときに、日本代表に決まった報告を聞いて、多くのお客さんがいるレストランで大喜びしたら、周りの方々がワインを差し入れしてくださったり、まるでオスカーを獲ったような喜びでした。その後のショートリストに残った時もうれしかったです。そして、ノミネートされて……。ここまで行けばもう十分、と思っていましたが、人間は欲深いもので、ここまで来たら、あれのあれほしいよね、とみんなで言っている状態です(笑)」と明かした。

 好きな作品やフランス映画に関するエピソードについては「いつももう一度見たいな、とふと思うのが『禁じられた遊び』です。今の時代にもマッチした映画だと思います」。さらに、「フランス映画は中学生くらいからよく見ていました。『個人教授』など、若者が年上の女性にいろんなことを教えてもらう……、恋愛についてはいろんなことを教えてもらった気がします。コメディも大人が楽しめる映画が多いと思う。日本映画でも大人のお客さんが足を運んでくれるような大人の映画が増えるといいと思います」と振り返った。

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