黒沢清監督、傑作サスペンス「蛇の道」をセルフリメイク! 主演は柴咲コウ、オールフランスロケによる日仏共同製作
映画.com / 2024年2月28日 7時0分
黒沢清監督 (C)2024 CINEFRANCE STUDIOS - KADOKAWA CORPORATION - TARANTULA
黒沢清監督が、柴咲コウを主演に迎え、自身初の試みとなるセルフリメイクに挑戦した映画「蛇の道」が、6月14日から公開されることが決定した。
1998年2月21日に日本で劇場公開された傑作サスペンス「蛇の道(1998)」(監督:黒沢清、脚本:高橋洋、出演:哀川翔、香川照之ほか)。そんな同作が、26年の時を経て、国境を越えて蘇ることになった。フランスの映画制作会社「CINEFRANCE STUDIOS(シネフランス・スタジオ)」と「KADOKAWA」による日仏共同製作となり、黒沢監督自身が「僕のこれまでのキャリアの中で最高傑作ができたかもしれない」と語るほどの意欲作だ。
何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ。偶然出会った精神科医の新島小夜子の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに、殺意を燃やす。“誰に、なぜ、娘は殺されたのか”。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で、次第に明らかになっていく真相。“必ずこの手で犯人に報いを――”。その先に待っているのは、人の道か、蛇の道か。
柴咲が演じるのは、精神科医・新島小夜子役。他人の復讐に協力する謎に包まれた精神科医という難しい役どころだ。一方、殺された娘の復讐に燃える男・アルベール役を演じるのは、「レ・ミゼラブル」でも知られるダミアン・ボナール。全編フランスロケ、フランス語にて撮影され、柴咲は撮影の約半年前から仏語のレッスンを受け臨んだという。
「蛇の道」は、23年4月18日にクランクインし、同年5月20日にクランクアップ。パリ、及び近郊で撮影された。コメントは、以下の通り。
【黒沢清監督】
26年前にオリジナル・ビデオ作品として脚本家高橋洋に書いてもらった脚本は、徹底的に復讐していく物語なのですが、これが非常によくできていて、チャンスがあればもう一度映画化したいとずっと願っていました。それがひょんなきっかけでフランス映画としてリメイクできたことは幸運という他ありません。
そして、それ以上の幸運は何と言っても柴咲コウさんの参加でしょう。本当に素晴らしい女優でした。彼女の鋭く妖しい眼差しと、野獣のような身のこなしが、この映画をオリジナル版にもましてミステリアスで深みのある作品に格上げしてくれました。
【柴咲コウ(新島小夜子役)】
――オファーがきた時の心境
なぜ私なのだろう?フランス語も話せないのに?と思いましたし、そのことは黒沢清監督とプロデューサーにお会いした際にお伝えしました。しかし、単純に黒沢清監督とお仕事したかったこと、それにプラスしてフランスや仏語に魅力を感じ、ずっと深く触れたかったという個人的な理由も絡み、前のめりでお引き受け致しました。
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