1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

【出演海外作品10選】ハリウッド進出から約20年―真田広之は、いかにして「SHOGUN 将軍」に到達したのか?

映画.com / 2024年2月28日 18時0分

写真

(R), TM & (C)2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 真田広之が主演・プロデューサーを務め、ハリウッドの制作陣が戦国時代の日本を描くドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が、ディズニープラスの「スター」で独占配信中。1980年にアメリカで実写ドラマ化され、驚異的な視聴率を記録したジェイムズ・クラベルのベストセラー小説「SHOGUN」を、ハリウッドが新たに映像化した戦国スペクタクルだ。

 主人公である戦国最強の武将・吉井虎永を演じる真田は、「日本の文化を正しく世界に紹介したい」という思いから、プロデューサーも兼任し、日本人の立ち振る舞いや話し方、小道具に至るまで、入念にチェック。真田にとっては、日本の魂を本気で描くため尽力した、渾身の一作なのだ。ハリウッド進出から約20年。国際派俳優として確固たる地位を築いた真田は、いかにして「SHOGUN 将軍」に到達したのか? 真田が出演した海外作品10選を通して、その歩みを振り返る。

●1.「ラスト サムライ」(2003) ※()内の数字は製作年

 トム・クルーズが製作・主演を務め、明治維新直後の日本で“最後のサムライ”となった男たちの姿を描いたハリウッド製の時代劇。政府軍に西洋式の戦術を教えるため渡日した、南北戦争の英雄であるネイサン・オールグレン大尉(クルーズ)は、敵対する侍たちとの戦いに敗れ、彼らの捕虜となるが、そこで一族の長である勝元盛次(渡辺謙)らの武士道精神に感銘を受ける。真田は、勝元の臣下・氏尾を演じ、ハリウッド進出の第一歩を踏み出した。

●2.「最終目的地」(09)

 「眺めのいい部屋」「日の名残り」で知られる名匠ジェームズ・アイボリーの、現時点では最後の監督作品。米作家ピーター・キャメロンの同名小説を映画化した。いまは亡き作家の伝記執筆をめぐり、亡き作家の妻と愛人、娘、兄、そして兄のパートナーの男性の人間模様が綴られる。真田が演じるのは、亡き作家の兄アダム(アンソニー・ホプキンス)のパートナー役。アイボリー監督の作品に出演するのは、「上海の伯爵夫人」(05)に続き2度目となった。

●3.「ウルヴァリン:SAMURAI」(13)

 「X-MEN」シリーズの人気キャラクターであるウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)を主人公にした、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に続くシリーズ第2弾。日本が主な舞台となり、本格的な日本ロケも敢行された。日本の地を踏み、何者かの陰謀により不死身の治癒能力を失うというかつてない状況に追い込まれるウルヴァリン。そんな彼に、真田演じる武道の達人・シンゲンが襲いかかる。果たして、シンゲンの目的とは――。ディズニープラスで配信中。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください