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青木崇高の生涯ベスト映画、韓国滞在中に観賞した作品は?【あの人が見た名作・傑作】

映画.com / 2024年3月1日 10時0分

●現地で観た「犯罪都市 THE ROUNDUP」の熱気

――「犯罪都市 NO WAY OUT」では韓国映画に初出演を果たし、撮影で約1カ月、韓国に滞在しています。韓国の映画館では何か鑑賞しましたか?

 韓国での撮影時は、何日間かは当初余裕があったのですが、前半に雨で数日つぶれちゃって……。帰国の日取りは決まっていたので、まあまあ危ないスケジュールになってきてしまって劇場で映画を観る時間は取れなかったんです。

 ただ、衣装合わせで韓国に滞在した時は、日本でまだ公開されていないタイミングだったこともあってシリーズ第2弾の「犯罪都市 THE ROUNDUP」を劇場で観ることができました。現地での封切りから少し時間が経っていましたけど、夜9時くらいからの上映にもかかわらず結構お客さんが入っていましたね。

 韓国では去年、期待された作品が軒並み芳しくない興行だったみたいですね。「犯罪都市」シリーズは累計観客動員3000万人という快挙を成し遂げたようですが、これまでヒットしそうな傾向の作品が動員100万人、200万人にとどまってしまったようなんです。昨年だと今作と「ソウルの春」という作品だけが動員1000万人を超えたようです。

【「犯罪都市 THE ROUNDUP」作品情報】

「新感染 ファイナル・エクスプレス」「悪人伝」のマ・ドンソクが主演を務めた2017年製作の映画「犯罪都市」の続編で、型破りな刑事が犯罪組織を相手に繰り広げる壮絶な戦いを描き韓国で大ヒットを記録したクライムアクション。

クムチョン署の強行犯係に所属する怪物刑事マ・ソクトらは、国外逃亡した容疑者を引き取るためベトナムへ行くよう命じられる。ソクトとチョン・イルマン班長は容疑者から怪しい気配を感じ取り、秘密裏に捜査に乗り出す。やがて、残忍な凶悪犯罪を重ねるカン・ヘサンの存在が浮上。ソクトらは韓国とベトナムを行き来しながらヘサンを追い詰めていくが……。

●俳優デビューから22年で出演作は70本を突破
演じ続けることの意味

――2002年に「マッスルヒート」でデビューしてから22年が経過しました。映画出演は「犯罪都市 NO WAY OUT」で数え間違えていなければ72本になります。実に様々な役どころを演じてきましたが、青木さんがいま考える「演じる」こととは?

 よく調べましたね(笑)。「演じる」こと。どんどんあやふやなものになっている感じがします。自分の人生において、ただの「お仕事」というだけのものではなくなっています。大きく人生を巻き込んでいますし、人生あってこその「演じる」という行為になっている。

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