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1973年秋からの18カ月、ジョンはどこで何をしていたのか? ドキュメンタリー「ジョン・レノン 失われた週末」5月10日公開

映画.com / 2024年3月13日 10時0分

写真

(C)2021 Lost Weekend, LLC All Rights Reserved

 ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた“失われた週末”に関するドキュメンタリー映画「The Lost Weekend:A Love Story」が、「ジョン・レノン 失われた週末」の邦題で、5月10日から日本公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと場面写真が披露された。

 ザ・ビートルズのファンには周知の事実ながら、本当の事情はよく知られていない“失われた週末”。重要な人物となるのは、ジョンとヨーコの個人秘書であり、プロダクション・アシスタントを勤めていた中国系アメリカ人、メイ・パンだ。本作は、ジョンがヨーコの強い希望でメイと過ごすことになった、1973年秋から75年初頭にかけての18カ月間を、メイ本人の証言によって描くドキュメンタリーとなっている。

 ジョンはこの間、メイの助けを借りて、最初の妻シンシア・レノンとの長男ジュリアン・レノンと再会することができ、“失われた週末”という呼び名とは裏腹に、アルバム「マインド・ゲームス」(73)や、エルトン・ジョンをゲストに迎え、全米シングルチャート第1位を獲得した「真夜中を突っ走れ」を含む「心の壁、愛の橋」(74)、自らの原点に立ち返る名盤「ロックン・ロール」(75)を創作。デビッド・ボウイやハリー・ニルソン、ミック・ジャガー、リンゴ・スターらとのコラボレーションや、ポール・マッカートニーとの久々の再会など、ザ・ビートルズ解散以降のソロキャリアのなかで最も多作で、商業的にも成功した時期を過ごした。

 2022年・トライベッカ映画祭に正式出品された本作は、ジョンの名曲の数々や貴重なアーカイブ映像、ジョンとメイが互いの姿をとらえたプライベートな写真、イラストの名手として知られるジョンが贈ったユニークな描写の数々をふんだんに紹介しながら、若き日のメイがジョンと共にした忘れ難い日々を描出されていく。

 日本オリジナル版ポスターは、「ヨーコとの『別離』が生んだ軌跡の日々」というキャッチコピーとともに、思索するジョンの顔、メイとの2ショット、幼き日の愛息ジュリアン、ヨーコの姿が写し出されている。

 「ジョン・レノン 失われた週末」は、イブ・ブランドスタイン、リチャード・カウフマン、スチュアート・サミュエルズが監督を務めた。5月10日より、角川シネマ有楽町、シネクイント、新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

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