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「るろ剣」「鬼滅」の原点 時代劇アニメの歴史と魅力、これからを會川昇×虚淵玄が語る【第2回新潟国際アニメーション映画祭】

映画.com / 2024年3月20日 14時0分

 時代劇アニメーションは多くの傑作、名作が存在しているにもかかわらず、「ロボットアニメや今のなろう系ファンタジーなど、普通一つ成功すると追従する作品がたくさんできるが、時代劇にはそういう波が来たことが一度もない」と現代の時代劇を分析する會川氏。そして、「お金がないから時代劇は作れなくなったと言われるが、アニメが一番向いていると思う」と話題は時代劇アニメーションの歴史に移行する。

 数々の東映動画の傑作を紹介しながら、「日本の長編アニメでは時代劇が一種の企画の宝庫だと思っていた。しかし東映さんは時代劇アニメの決定版は作らないままだった。そこが面白い」と會川氏が述べると、「実写の時代劇を作っていた方が東映動画に来て、その方たちは『サイボーグ009』『マジンガーZ』『北斗の拳』だったり、時代劇ではないけれど、敵味方がいて最後は武器で決着をつける時代劇的作法、時代劇だから許される行動が『ワンピース』まで受け継がれている』と虚淵氏。

 また、自身が時代劇アニメーションにかかわる際の、制作面について會川氏は「自分が時代劇を書くようになって一番惹かれたのは、史実を調べることができて、そこから何かを見つけて話を広げること、伝記的な作りができる。それが気持ちが良い」と時代劇ならではの楽しさを語る。一方虚淵氏は「時代考証の大変さ、生半可な気持ちじゃ作れないという気持ちがある。例えば僕は武侠ものは自分は中国人じゃないし、外様だから怒られはしないだろうという、甘えというかいたずら心が出しやすい。でも時代劇はそれに対して妙な責任感を感じてしまう」と作り手の気持ちを吐露する場面も。

 その後もさまざまな作品の時代やキャラクター設定、作画や様々な話題に及ぶ。「実は1997年からしばらく映画の興収トップは時代劇で、それは『もののけ姫』。みんな『もののけ姫』を時代劇だとは思わないけれど、ちゃんと時代考証もされている。こういう作品がヒットするなら、時代劇アニメは幅があるのでいいと思う。そして、その後に記録更新したのは『鬼滅の刃』。その記録は破られていない。時代劇アニメにポテンシャルがない、とか構えちゃうのは作り手の思い込みで、本当は観客から求め続けられているのかもという期待があります」と會川氏はまとめる。

 この日のオールナイト上映は完売、満席の観客を前に熱を帯びたトークが展開され、トーク後半には、虚淵氏とともに「REVENGER」脚本を担当した大樹連司氏も参加。「時代背景として女性を活躍させることに難しさがある」という課題もあるそうだが、新しい時代劇アニメーションへの期待や展望を語り合った。

 第2回新潟国際アニメーション映画祭は3月20日まで開催、チケットは絶賛発売中。公式HP(https://niaff.net)でのクレジットカード決済、または上映会場にて現金でも購入可能(※一部例外もあり)。チケット販売、プログラム、会場など詳細は公式HP、SNSで随時告知する。

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