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「魔女の宅急便」あらすじ、声優まとめ 宮崎駿氏ではなかった初代監督、ジブリと日本テレビの深いつながり

映画.com / 2024年3月22日 21時0分

【「宮崎さんもこれまでだね」の言葉に触発され、宣伝に力をいれ大ヒット】

 鈴木プロデューサーは、自身の著書「天才の思考 高畑勲と宮崎駿」で、「魔女の宅急便」の宣伝にこれまで以上に力をいれることになったのは、同作の配給を手がけた東映の責任者から「宮崎さんもこれまでだね」と言われたことがきっかけだったと振り返っています。

 「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」と作品を重ねるごとに興行成績が下がっていることをうけての「これまでだね」という指摘で、鈴木プロデューサーは「絶対に『魔女の宅急便』をヒットさせよう」と決意し、さまざまな施策をうつために動きます。そのひとつが、日本テレビへの協力要請でした。ジブリ作品のテレビ放映権をもつ日本テレビは、「風の谷のナウシカ」の「金曜ロードショー」放送の反響が大きかったことから「魔女の宅急便」への出資を決め、同局の多くの番組で同作を紹介することで、宣伝展開において大きな役割をはたしました。

 その後、今にいたるまで、ジブリ作品のテレビ放送といえば日本テレビの「金曜ロードショー」という深いつながりと信頼関係が生まれ、昨年のスタジオジブリ子会社化につながっています。

参考文献:「スタジオジブリ物語」(鈴木敏夫・責任編集/集英社新書)、「天才の思考 高畑勲と宮崎駿」(鈴木敏夫・著/文春新書)

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