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ペルーの市民権と差別をめぐる50年にわたる闘いを映すドキュメント「革命する大地」予告編公開

映画.com / 2024年3月27日 14時0分

写真

南米ペルーの歴史を学ぶ (C)2019 Autocinema

 南米ペルーの市民権と差別をめぐる50年にわたる闘いを描き、ペルー史上最大となる9万人以上の観客動員数を記録したドキュメンタリー「革命する大地」の予告編が公開された。

 1968年10月のクーデターで第50代ペルー共和国大統領に就任したフアン・ベラスコ・アルバラード率いる軍部革命政権が行ったペルー革命。69年に公布された農地改革法は、それまでのペルーの土地と市民権をめぐる闘争に重大な変化をもたらした。ペルー国内には、ベラスコ大統領のことを、先住民を半奴隷状態から解放した英雄とみなす人々と、地主寡頭制の解体への不満から独裁者とみなす人々がいる。

 本作は、ゴンサロ・ベナべンテ・セコ監督が、日本で初めて公開されたペルー映画「みどりの壁」や「革命児トゥパク・アマル」「豚と天国」など、ペルー革命からベラスコ政権の瓦解までの社会の変化を鮮明にとらえた映画の引用をはじめ、現代ペルーの知識人や政治家、文化人へのインタビューやアーカイブ映像などを通して、革命の記憶を再構築していく。

 このほど公開された予告編も、ペルー革命前夜として、スペインからの独立を宣言してもなお続くスペイン植民地時代からの半封建主義的なペルーの社会構造の一端がわかる映像となっている。

 4月27日から、新宿K’s cinemaほか全国順次公開。

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