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眞栄田郷敦、実写版「ブルーピリオド」は「めちゃくちゃ見てほしい作品」 メインキャスト4人が美術予備校でトーク配信

映画.com / 2024年4月3日 11時30分

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 累計発行部数700万部を超える大人気傑作漫画「ブルーピリオド」の実写映画化が4月2日発表され、眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりが同日、撮影の舞台となった美術予備校、ena美術(旧新宿美術学院)で配信トークイベントを行った。

 本作は、主人公の高校生が1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。主演の眞栄田は、主演オファーを受けた際の心境を「脚本がすごく人間を描いていると思った。(実写化作品での役作りは)漫画に引っ張られることが多いので、今回はあえて読まずにやってみようかと。僕も高校3年間、音楽で藝大を目指していたので縁を感じた」と振り返りながら、演じる主人公の矢口八虎について「いろんな色で埋め尽くされているようなキャラクター。真っ白なホワイトボードに油性のペンで色をつけていくような役のイメージ」と独特の表現で語った。

 昨年の撮影以来の再会だという4人は、物語の部活動仲間さながらの和気あいあいとした雰囲気で、それぞれが演じる役どころと役作りについて解説した。

 八虎の同級生で、女性的な容姿のユカちゃんこと鮎川龍二を演じる高橋は、「一言で紹介できない役で、原作のとおり重要人物。強さもあるけど、自分の弱さをわかっている。いろんな葛藤を大事にして、揺れながら主人公の八虎と腐れ縁みたいに対立しながらも手を取りあうのかな。エッジを効かせた役だと演じながら思いました。『かわいい』って言われるのが誉め言葉です」とアピールする。

 「生身の人間で作品にしたらどういう風になるんだろうという期待感があった」「作品にかかわることが楽しみで仕方なくて、ずっと胸が高鳴っていました」という板垣。演じる高橋世田介は、天才肌で八虎の良きライバル的存在という役どころだ。「八虎が白だったら、世田介は黒のイメージ。対照的なキャラの八虎と出会って閉鎖的なところにいた自分が新しいことを見つけていくキャラクター」と分析した。

 八虎らが所属する美術部の先輩、森まるを演じる桜田は、「森まるはふわふわしている感じ。まるちゃんの空気感にみんなが包まれるシーンもある。八虎の人生を変えるきっかけにもなる女の子を演じられてうれしかった」と述懐した。

 キャスト陣がクランクイン前から参加した絵画練習について視聴者から質問が寄せられ、「木炭の使い方とか全部大変。リンゴから描くと思ったらいきなり石膏像だったので驚いた。陰影など物の見方が変わった」(眞栄田)、「僕は日本画だから、木炭じゃなかった。みんなと同じ部屋で違うことをやっていて、僕は岩絵の具で花びら一枚一枚塗っていて、繊細なものとインパクトのある油絵。芸術って魅力的だと思った」(高橋)、「明暗が苦手で、思ったより濃く書かないと対比が出なくて難しかったけど楽しかった」(桜田)と振り返る。俳優業の傍らアート作品を発表している板垣は「世田介の描いてる姿勢が独特なので、役作りを考えながらの練習が大変だった」とコメント。眞栄田から「一発目の合同練習から天才肌出てました」とその資質を褒められていた。

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