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目が合った相手に、突然殺意を向けられるようになった男 不条理サバイバルスリラー「またヴィンセントは襲われる」5月10日公開

映画.com / 2024年4月5日 15時0分

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「見つめるだけで、世界は狂う」 (C)2023 - Capricci Production - Bobi Lux - GapBusters - ARTE France Cinéma - Auvergne-Rhone-Alpes Cinema – RTBF

 目が合った相手に突然殺意を向けられるようになった男を描く、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出された映画「VINCENT MUST DIE(英題)」が、「またヴィンセントは襲われる」の邦題で、5月10日に公開されることが決定。あわせて、予告編と日本公開版ポスタービジュアルがお披露目された。

 本作は、ただ目が合っただけで周囲の人々に襲われるようになった男が、生き残りの戦いの果てに辿り着く“終末”を描いたフランス発の不条理サバイバルスリラー。ヴィンセントはある日を境に、老若男女を問わず、さまざまな人々から突然襲われ、命を狙われるように。しかし、加害者たちは襲撃時の記憶を失っていた。やがて、「事件の原因は被害者の方にあるのでは」と疑われるヴィンセント。終わらない襲撃の法則を辛うじて発見した彼は、生き残りをかけた自衛を開始する。

 予告編は、ヴィンセントが職場のインターン生から突然暴行を受ける、衝撃のシーンでスタート。ケガが癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われる。彼を襲う者は後を絶たなくなり、見ず知らずの他人すらも命を狙ってくるように。そして彼は、ある女性と行動をともにするようになり、彼が見つけた自衛のヒントとなる法則が気になる、謎めいた仕上がりだ。

 ポスタービジュアルでは、襲撃を受け続け、命からがら逃げるヴィンセントの必死な表情に、「見つめるだけで、世界は狂う」というコピーが添えられている。青色は、ヴィンセントの目に映る「不条理に命が狙われる残酷な世界」をイメージさせる。

 「バック・ノール」のカリム・ルクルーが、ヴィンセントを演じた。本作は、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出され、ゴールデンカメラ賞にノミネート。2023年のシッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀主演俳優賞を獲得し、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では観客スコア93%(4月4日時点)を記録している。

 「またヴィンセントは襲われる」は、5月10日から東京のヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国公開。

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