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石原さとみ、主演作完成に涙ぐむ  直談判した吉田恵輔監督との初タッグに「夢が叶った」

映画.com / 2024年4月16日 20時55分

 疲弊していく母親を演じる上では、試行錯誤を繰り返したという石原。髪はシャンプーではなくボディソープで洗うことで、パサつきを生み出したと話す。

「監督と一緒に美容院に行って、美容師さんに『髪を傷めるにはどうすればいいですか』と聞いて。『ボディソープで洗うとどんどん傷んでいく』とアドバイスをいただいた。毎日そうしていたら、すごく傷みました」と秘話を口にすると、会場からも驚きの声が上がった。「監督とお話ししながら、今までの自分を消す方法や、沙織里像を作っていった。髪の毛や肌荒れ、体の緩さ、爪の汚さなど、いろいろな部分で、自分のことにはなりふり構わないという状態を作り上げた」とあらゆるアイデアを込めたというが、吉田監督も「現場には、石原さとみがいなかった」と華やかなイメージを覆すキャラクターが映画の中で息づいていると、太鼓判を押した。

 石原とドラマ「H2 君といた日々」以来19年ぶりの共演となった中村は、石原と同じ年、同じ誕生日、同じ血液型だと打ち明けた。「初日に現場に行って、これから芝居をするとなった時に、ものすごく感慨深かった」と切り出した中村は、「そこで『石原さとみの背中を追いかけていたんだな、俺』と気づいた。僕がこの仕事を始めた時には、さとみちゃんは同世代のトップを走っていた」としみじみ。「19年くらい前のドラマには、崇くん(青木)も出ていた。この並びには、運命を感じた。今日も取材を3人でやったりしていたけれど、ずっとうれしい」と、石原、青木と顔を見合わせながら目尻を下げていた。

 涙あり、笑いありの、温かな雰囲気いっぱいの舞台挨拶となったが、最後に石原は「宝物のような作品。何年経っても、この作品が転機だと言えます」とキッパリ。「皆さんにお届けできることがとても緊張しますが、うれしいです。やさしい光が必ずあります。それを受け取って、誰かに渡していただけたらうれしい」と心を込めていた。

 「ミッシング」は、5月17日から全国公開。

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