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山﨑賢人&染谷将太、出会いから14年…… 真っ向から対峙して何を思ったか【「陰陽師0」インタビュー】

映画.com / 2024年4月19日 19時0分

 染谷「何でも楽しみを見つけるのが早いタイプの人間なので、どんなことでも楽しめることですかね。大変な要求を楽しめますしね。嗣麻子さんは求めるレベルが高い方なので、総じて楽しめましたしね」

――そういえば、佐藤監督は染谷さんのことを「難しい注文を出されるのが好きみたいだから、遠慮なく要求してみた」と言っていました。

 染谷「好きなわけじゃないんですけどね(笑)。そんなことが出来たら確かに面白いよな……と思えると、楽しくなるんです。自分にとって簡単な要求なんてないので、四苦八苦しながら楽しくなるんです」

――山﨑さんは「ゴールデンカムイ」での姿と筋肉の付き方が全く違っていましたね。

 山﨑「大変でした(笑)。体重を増やすのは確かに大変だったんですが、良い作品を作りたいという思いがずっとあるので、楽しく美味しく食べるようにしていました。筋トレもきつかったですが、それもまた楽しい。生きている感じがするじゃないですか(笑)」

 染谷「僕は『サンクチュアリ 聖域』で体重を約10キロ増やした直後に『陰陽師0』の撮影だったので、嗣麻子さんに痩せろ、痩せろと言われ続けていましたね。完璧には戻りませんでしたけど」

 山﨑「僕は『陰陽師0』からの『ゴールデンカムイ』で体重を約10キロ増やしたので、この作品の撮影中はずっとゆで卵を食べ、プロテインを飲む生活でしたね」

 山﨑にとっては20代ラストイヤー(取材時点で残すところ5カ月)になるが、これまで数々の作品を主演として背負い続けてきたなかで、30代でのスタンスなど見据えていることはあるのか知りたくなった。

 山﨑「正直あまり考えていないんです。既に決まっている作品もあるので、とにかく頑張ることくらいしか。30歳になるのか、という実感もあまりないのですが、しっかりしなきゃな……と感じるくらいで、とにかく仕事を楽しんでいたいなと思います。そして、何事も楽しんでいる大人でありたいかな」

 一方の染谷は、ひと足早く30代に突入し、映画出演は90本に迫る勢い。いま改めて、映画というものをどのようにとらえているのだろうか。

 染谷「基本的にあまり変わらないのですが、意識的に今までチャレンジ出来ていないことに取り組みたいと思うようになったかもしれません。そういう作品に出合えるかどうかというのは縁なので、そういうマインドで過ごすようにしています。触れたことのない世界を知らずに40代、50代を迎えるのが寂しいなと思っていて。自分の出来ることがあるのなら、色々な世界を見てみたいと感じています」

 ふたりは今後も、日本映画界を引っ張っていく存在であり続けるだろう。次に現場を共にする機会が訪れるのがいつになるのか定かではないが、今よりも更に芸達者になった姿で対峙したとき、どのような作品が生まれるのか大きな期待が寄せられる。

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