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この“おもてなし”何かが嫌…… 最狂映画「胸騒ぎ」違和感だらけの不穏な会話をとらえた映像公開

映画.com / 2024年4月22日 10時0分

写真

(C)2021 Profile Pictures & OAK Motion Pictures

 デンマークの鬼才・クリスチャン・タフドルップ監督による最狂ヒューマンホラー「胸騒ぎ」の本編映像が初公開された。

 第38回サンダンス映画祭でワールドプレミア上映されると、想像を絶する衝撃的な展開と不穏すぎる作風が大きな話題に。描かれるのは、ある善良な家族が過ごす悪夢のような週末。イタリアでの休暇中、デンマーク人夫婦のビャアンとルイーセ、娘のアウネスは、オランダ人夫婦とその息子と出会い意気投合する。後日、オランダ人夫婦からの招待状を受け取ったビャアンは、家族を連れて人里離れた彼らの家を訪れる。再会を喜んだのも束の間、会話のなかで些細な違和感が生まれていき、それは段々と広がっていく。

 本編映像は、主人公ビャアンらデンマーク人一家とパトリックらオランダ人一家が食事をするシーン。和気あいあいとしたランチタイムかと思いきや、徐々に色濃くなる違和感に、不穏な空気が漂い始める様子が収められている。

 オランダ人夫婦の夫パトリックは、世界で母国のチーズの評価があまりにも低いと一方的な熱弁を繰り広げている。かたや、その妻カリンはデンマーク人夫婦の娘アウネスに、オランダ語で話しかけ続ける。一体どんな言葉を投げかけているのかもわからず、まるで“自分の娘”のように接する彼女に嫌悪感を抱く母ルイーセ。終いには「娘に指図しないで! 母親は私よ、あなたじゃない」と怒りを露わにしてしまう。カリンは平謝りするが、その顔には人を小馬鹿にしたような薄気味悪い笑顔を浮かべている。この居心地の悪すぎる食事は、悪夢の始まりに過ぎなかった。

 海外メディアから「今年最も不穏な映画」と評される本作は、タフドルップ監督と弟のマッズ・タフドルップがタッグを組んで脚本を構築した。人間の裏側に潜む「悪」や「恐怖」を描いたタフドルップ監督は、「冷酷でダークな部分を掘り下げてみたいと考えていました。だからこそ、弟と“デンマーク史上、最も不穏な映画を生み出す”というテーマを掲げて本作の製作に挑んだ」とと説明。「ずっとホラー作品に挑んでみたかった」と話すタフドルップ監督は「映画的にも品質の高いホラー作品だと自信を持って言えるように、脚本もかなりの修正を重ねて作り上げた」とこだわりを明かしている。

 「胸騒ぎ」は、5月10日から新宿シネマカリテほか全国公開。なお、本作は「M3GAN ミーガン」「ゲット・アウト」など数々の大ヒットホラー映画を手がける米ブラムハウス・プロダクションズが惚れ込み、ジェームズ・マカボイ主演でリメイク版の製作も決定している。

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