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【劇場公開25周年】いまこそ再鑑賞したい「スター・ウォーズ ファントム・メナス」あらすじ・キャスト・トリビア

映画.com / 2024年5月2日 7時0分

 ダース・モールとは、邪悪なダース・シディアスに訓練された、恐るべき戦闘能力を持つシス卿。ダブルブレードのライトセーバーで敵を恐怖に陥れ、ジェダイたちに容赦ない攻撃を仕掛けた。

 その圧倒的な存在感で、いまや、ダース・ベイダーに次ぐ人気ヴィランとして認知されているダース・モールだが、本作での登場シーンは、およそ8分間。セリフは「タトゥイーンは人口が少ない、逆探知は簡単です」「我々が姿を現して、ジェダイに念願の復讐を!」「はい、マスター」の3個だけだった。

 物語の終盤、クワイ=ガンを倒したダース・モールは、オビ=ワンとの激闘に破れ、命を落としたと見られていたが、アニメシリーズ「クローン・ウォーズ」シーズン3で復活。「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」(2018)では犯罪組織を率い、アニメシリーズ「反乱者たち」では銀河帝国転覆を目論み、追われる身となる姿が描かれている。

【トリビア&裏話4:謎の微生物ミディ=クロリアン、結局何だった?】

 本作が公開された当時、ファンの間で議論を巻き起こしたのが、ミディ=クロリアンの存在だった。ミディ=クロリアンとは、あらゆる生命体の細胞に生息する微生物。ざっくり言うと、この数値が高ければ高いほどジェダイの資質があるとされ、アナキンのミディ・クロリアン値は20000を超えていた。これは、あのヨーダをはじめ、多くのジェダイ・マスターをはるかにしのぐ数値だったが、そもそもジェダイの資質が、遺伝的な数値で判断されてしまうことには、不満や戸惑いの声も飛び交った。

 ルーカスとしては、フォースに影響を受けやすい人、そうではない人がいることを説明する意図があったようだが、それ以上に注目したいのは、クワイ=ガンの言葉。彼はミディ・クロリアンについて「あらゆる生命体の細胞がもつ小さな生命体だ。共生生命体だ。互いに支えながら共存している」と語っており、本作が、共生と調和についての物語だと示唆している。

【トリビア&裏話5:異なる種族が手を組んだ“共生社会”ナブーの戦い】

 「スター・ウォーズ ファントム・メナス」(エピソード1)が、共生と調和についての物語であることは、物語の終盤で繰り広げられるナブーの戦いからも見てとれる。シスの暗黒卿ダース・シディアスが操る通商連合による惑星ナブーへの武力侵攻に対し、都市部に暮らすナブー人と、同じ惑星に暮らしながら長年対立していたグンガンが和解を果たし、“共生社会”の一員として共闘するのだ。異なる種族が力を合わせ、友情を育み、対等な関係を築き上げる。そんな現代社会にも通じるメッセージが、物語に込められている。

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