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“UFOの街”石川県羽咋市で撮影「地球星人は空想する」金沢シネモンドで公開 興行収入の一部を能登半島地震災害義援金に

映画.com / 2024年5月4日 9時0分

写真

金沢でも上映決定! (C)世田谷センスマンズ

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023でSKIPシティアワードと優秀作品賞をダブル受賞した映画「地球星人(エイリアン)は空想する」が、撮影地・石川県にある唯一のミニシアター、シネモンドで7月20日から上映されることが決定。興行収入の一部を能登半島地震災害義援金として寄付することを発表した。また、主演・田中祐吉ら石川県在住キャストがコメントを寄せた。

 “UFOのまち”として知られる羽咋市など石川県内で撮影され、石川県在住キャストも多い本作は、今年1月に起こった震災に対し何かできないかと主演の田中らを中心に興行収入の一部を石川県令和6年能登半島地震災害義援金、被災障害者支援に特化したゆめ風基金に寄付する。

 石川県ロケ、石川県キャストで制作された本作は、5月11日~新宿K'sシネマで劇場公開され、6月22日~大阪シアターセブン、7月20日~金沢シネモンドと上映が続く。

<あらすじ>
正義感が強く、ウソが許せない雑誌記者・宇藤のもとに舞い込んだのは「UFOのまち」石川県羽咋市で起きた「大学生エイリアンアブダクション事件」のネタ。ウソを暴いてやろうと取材を始めるが、調査を進めるほどにエイリアンアブダクションを裏付ける証拠が見つかり、さらに自分を宇宙人だと名乗る女子高生・乃愛も現れ、宇藤は不可解な事件の沼に嵌っていく。“UFOのまち”から広がる物語は、まさにUFOの目撃証言を断片的に切り貼りしたかのような映像で紡がれ、やがてそれらはモザイク画のごとくぼんやりとした事件の全体像を描き出す。

▼コメント
■宇藤信輔役:田中祐吉
 白山の雪とけて新緑にぎわうころ、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。さて、さっそく映画の話にいきたいところですが、今年の元旦に起きた「能登半島地震」についてふれておかないと、この文面全体がなんだか白々しいものになる気がして、すみませんがちょっとだけ、お付き合いください。僕は生まれも育ちも石川県です。母方の田舎が能登の輪島市で、少し歩くと「朝市通り」があり、幼い頃はお盆や年末年始に帰省していました。「ちょっと、僕!これ食べてかんか!」とあちこちから声をかけられるのが子どもながらに煩わしくって、あまり行かなかった朝市でした。それが今回の地震で起きた火災で、テレビにうつるかつて歩いた通りは僕の知らない場所になっていて、まともに見ることができませんでした。成人してから行く機会が減って、僕の里離れは進んでいるものと思っていたのに、です。2月末に物資運搬で珠洲地方には行きましたが、まだ輪島には行けていません。だけど、いずれ行こうと思っています。いまは崖側が崩れたり、ひびが入って段差が生じた道もだいぶ通れるようになっており、各方面からボランティアが入り少しずつですが片付けが進んでいます。ただ、山間では家々が離れて建っているため、まだまだ時間がかかると思います。ここまで読んで「被災者でない自分」に申し訳なさや無力感、何かしてあげたい、と切迫感を抱いた人もいるかと思います。もしそうだったら、あなたが「今日を生きていることがすごい」と伝えたいです。これは僕自身にも向けている言葉です(僕は家族も暮らしも変わりなく、休日を何事もなく過ごす後ろめたさを感じることがあります)。

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