1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

ティーンの初体験描く「HOW TO HAVE SEX」監督インタビュー インティマシー・コーディネーター、セラピストとともに臨んだ撮影の裏側、世界観の構築

映画.com / 2024年7月19日 17時0分

──音楽についてのこだわりのポイントを教えてください。

 今回は、昔からの友人であるDJのジェームズ・ジェイコブに依頼しました。作曲は初体験だったそうですが、DJとして、こういった南の島のパーティーカルチャーの世界をよく知っていました。一緒に話をする中で、ベースの音がいわゆる性的攻撃を表現するものにしようと決めて曲を作ってもらっていました。映像でそれを見せるというよりも、ベースの音が聞こえると、タラがトラウマを抱えていることを感じてもらえるようなアプローチをとりました。

──ミュージックビデオを多く手掛けてきて、また撮影を担当された「SCRAPPER スクラッパー」が日本でこれから公開されます。短編「アンスピーカブル」(20)を経て今回が初の長編監督作となったわけですが、そもそも監督業をやりたいという希望は以前からあったのでしょうか?

 いえ、絶対に監督をやりたいと思っていたわけではなく、たまたまそうなったという感じですね。「アンスピーカブル」は自分が体験したある種の性的被害を描いていて、私にとってセラピーのような作品でした。それがカンヌ国際映画祭批評家週間で上映されて、そのことをきっかけに長編映画の脚本を書き始めて、結果としてこの映画を作ることになったんです。

──最後に日本の観客にメッセージをお願いいたします。

 「HOW TO HAVE SEX」も「SCRAPPER スクラッパー」も、やはりまずは楽しんで観ていただきたいです。私たちも本当に楽しんで作った作品ですから、同じぐらい楽しんでいただきたいし、皆さんに響く作品であるならば嬉しいですね。世界中の方が、すごく心に響くものがあったと言ってくださっているので、日本の観客の皆様にもそう感じてもらえたら嬉しいです。

 7月19日から、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国で公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください