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【「あのコはだぁれ?」インタビュー】清水崇監督が実感する、変化するホラーとの向き合い方 渋谷凪咲の全身全霊の覚悟

映画.com / 2024年7月22日 23時0分

 清水監督「僕も中学生くらいまで怖がりでホラー作品を観られなかったので、自分で作るようになってからもホラーが苦手な人に無理やりオススメはできないんです。向き合い方としては、監督をさせてもらうようになってからは、『ホラーだとバカにしやがって』とか、『低俗ものみたいな偏見を持たれているなあ』と思っていたんです。

 ただ最近は、その偏見や差別あってこその分野なんだと思いを強くしています。偏見や差別をもって見られるジャンルじゃないといけないんです。苦手な人がいて当たり前。誰もが観られるものになったら面白くないし、怖くなくなっちゃうんじゃないかな。誰もが感動して涙するものとは違うからこそ面白い。その捉え方は変わったかもしれません」

 もうじき28歳の誕生日を迎える渋谷に対しては、「渋谷さんならではの、馬鹿正直な素と器用さ、何よりも“人好きする個性”を生かせる女優になってくれたら嬉しい」とエールをおくる。

 渋谷も満面の笑みで「映画の初主演って、人生で1度の経験でさえもあるかないかじゃないですか。そこから自分の人生の新たな一歩を進んでいけると思うので、私もこの作品に賭けています。清水崇監督をきっかけに、大女優への道を歩めるように頑張りたいです」と答える。

 清水監督「今後いろいろな役をやっていくと思いますが、今日話題に挙がった“あるシーン”のような芝居ををやることはほぼないと思います(笑)。きっと『初主演のときにやらされたあれ、なんやったんやろう?』と思う日が来るんじゃないかな(笑)」

 渋谷「恐怖で震えるだけのシーンもあったんです。固まっているだけでこんなに疲れるんやって学べましたし、貴重な体験でした。あれはどう表現するかわからへんからこそできたんですかね」

 清水監督「あのシーンのリアクションは、いろいろと経験していたら、心持ちをどこへ持っていこうかと準備し過ぎちゃってできないと思う。人間は、日常的にはあんな追い詰められ方しませんから。そういう意味では5年後、10年後に観直したら『わたしよくやったなあ』と思うんじゃないかな」

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