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見上愛&宮世琉弥が告白する恋愛観【「恋愛バトルロワイヤル」インタビュー】

映画.com / 2024年8月24日 12時0分

 宮世:物語を通して唯千花は変化をしていくし、真木も、唯千花に恋をすることで変化していきます。それはとても人間くさくて、同時に魅力的なものだなと思いました。真木は、唯千花がこれまで誰にも言えなかったような思いを打ち明けてくれたり、弱い部分も見せてくれたことで、彼女のことが気になっていく。真木を演じる上では、「一緒に行動をする中で、少しずつ唯千花の気持ちを知っていく」という点を大事にしていました。また本作では、LGBTQ+のキャラクターの心情も映し出されます。世界中に恋愛においていろいろな悩みを抱えている人がいると思うので、たくさんの方の背中を押すことができる作品になっていたらうれしいです。

 見上:劇中で「恋愛を通して大人になる」というセリフがあるんですが、その言葉は本作の肝になる言葉だなと感じています。恋愛をするということは、一人の相手と深く、濃く関わろうとすること。同時に、自分自身の内面を見つめ直す機会にもなると思います。唯千花も劇中で恋をしていきますが、恋愛ってやっぱり自分自身の思いだけではどうにもならないもので、そういった時に生まれるモヤモヤした感情は、きっとクラスメイトや家族と関わる中でも生まれたりするものですよね。誰かと関わり合いを持ち、相手を思いやるということは、人が成長するにあたって大きな役割を果たすものなんだなと思いました。

――たしかに、自分だけの気持ちでは成立しないのが恋愛ですね。お二人にとっての理想の恋や、恋愛観があれば教えてください。

 見上:なんだろう! 例えば道でぶつかってそれが恋につながる…みたいな運命的な恋とか(笑)!?

 宮世:あはは!

 見上:私の友だちや周囲では聞いたことがないですが、少女漫画のような出会いがあったら面白いなと思います。理想的だなと思うのは、お互いに影響を受けて成長していけるような関係。とてもステキだなと思います。

 宮世:僕の理想は、尊敬し合えるような関係性です。価値観や趣味が全然違っても良いと思うんです。友だちでもそうですが、全く知らない世界に触れさせてもらって、そこから新しい趣味を見つけたり、「こんなことがあるんだ!」と教え合えるような関係って、とても良いなと思います。

●見上愛&宮世琉弥の現在地。もがいた過去、大切な決断

――唯千花は、“男女交際禁止”の校則と戦っていくことになります。お二人が高校生時代に戦っていたことや、葛藤していたことがあれば教えてください。

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