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見上愛&宮世琉弥が告白する恋愛観【「恋愛バトルロワイヤル」インタビュー】

映画.com / 2024年8月24日 12時0分

 見上:高校3年生の終わり頃に突発性難聴になり、片耳がまったく聴こえなくなってしまったことがありました。聴こえてくる音が今までと違うものになってしまったり、人との距離感もつかめなくなったり。でも、弱って落ち込んだのは最初の1日目だけでした。「こんな経験をできていることは貴重だ」とポジティブに考えることで、元気になって。その頃に書いていた日記を家族と一緒に読み返したことがあるんですが、「こんなふうに前向きに考えられたなんて、強かったな」と改めて感じました。

 宮世:唯千花が「この学校で過ごす時間は当たり前のものではない」ということを話す瞬間があるんですが、僕の中でその言葉がとても胸に響きました。僕は高校生の時にはすでにこのお仕事を始めていたので、あまり学校には行けていなくて。学校帰りに、みんなとご飯を食べに行くこともしたことがないんです。街で友だちと一緒ににぎやかに歩いている高校生をみると「いいなぁ」と感じることもありましたが、その当時の僕を支えてくれた人たちとの出会いや、そういった時間に替わってできたすばらしい経験もたくさんあるなと思っています。

――本作で、高校時代を擬似体験できて楽しかったことはありますか?

 宮世:本作は学園ものの中でも出演者の方がたくさんいる作品だったので、それだけの大人数で地方ロケにいったのも初めてのことでした。朝起きて、みんなでホテルのロビーに集合して、バスに乗って撮影場所まで行くことも、なんだか修学旅行のようでとても楽しかったです。みんなで動物園をまわるシーンもあって、あの撮影もみんなでたくさん笑った思い出になっています。

――唯千花が自分で決断をして、力強く立ち上がっていく姿は、多くの人に勇気を与えるものだと感じます。お二人にとって、この時に自分で決めたこと、動いたことによって「今の自分がある」という大切な決断をしたご経験があれば教えてください。

 見上:大学受験です。中学3年生の時点で行きたい大学を決めて、部活動を変えて今の事務所の養成所に通い始めたりと、その大学に入るためにいろいろなことを順序立てて考えて行動しました。

――行きたい大学はどのように決められたのでしょうか。

 見上:寺山修司が好きになり、その大学に寺山修司の著作権を管理している方が講師としていらっしゃるというのを知って、絶対にその授業を受けたいと思いました。中学、高校生の頃は演劇の世界がとても魅力的に思えて、憧れがどんどん膨らんでいきました。俳優のお仕事を始めるようになってから、自分が予想していたよりも何十倍もの人たちの力が合わさって作品ができるものなんだなと知りましたし、いろいろな出会いがあって、とても楽しいです。

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