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戸松遥「エイリアン」最新作で主人公の吹替声優を担当「『エイリアン』デビューしたい人にもおすすめです」

映画.com / 2024年9月4日 17時0分

――「エイリアン」シリーズの主人公ですから、やはり、不安や恐怖、怒りといったさまざまな感情に揺さぶられるシチュエーションが多かったですよね。

今回、特に意識したのは、呼吸のお芝居でしたね。緊張感が溢れるシーンが多いですし、レインを演じるケイリー・スピーニーさんの、お芝居として必要な息づかいや呼吸というものがあるので、それは絶対に台無しにしちゃいけないという思いがありました。ですから、今回はいつも以上に、耳で聞くようにして、かすかな呼吸も逃さないよう意識をしました。

――詳しくは明かせませんが、まさに「ドント・ブリーズ」的なシーンもあって、本編を拝見しながら心の中で「最高じゃん!」と叫んでしまったんですが。

私もです! あのシーンは「待ってました!」と思いましたし、さすが「ドント・ブリーズ」の監督さんだなって。すごくうれしかったですね。

――まさに息詰まるような緊張感で、その状況を声で表現するのは、とても難しいことではないかと思ったのですが。

もう生きるか死ぬか、本当に首の皮1枚でつながっている緊張感ですし、俳優さんの芝居――先ほどの話とつながりますが、やはり息の芝居はすごいので、自分としてもその緊張感に乗っかる形で。気づいたら、自分の顔も、俳優さんの表情と同じ動きになっていたほどで(笑)。瞬きや目の動きもシンクロしていましたし、走るシーンは、思わず自分も腕を振っていたり。それはすごく本作ならではのアフレコだったなと思います。

●「魂を削りながら全力でお芝居させていただいた」

――声優としてさまざまなジャンルでご活躍の戸松さん。昨年は「スター・ウォーズ アソーカ」で、印象的なヴィランのシン・ハティを演じていらっしゃいますが、洋画作品の吹替に対して、どんなご苦労や醍醐味を感じていますか?

吹替の経験という部分では、私はまだまだ未熟だなと思うことはありますね。元々アニメの世界から、声優業を始めさせていただいたので、どちらかと言えば、すごく自由に表現してきたのかなと。やはり、吹替は(演じる)役者さんのお芝居ありきですから、そこをいかに生かして、壊さないように表現できるかをすごく意識しますね。感情を乗せただけでは、お芝居は成立しませんし。アフレコのときも、原音を聞きながら声をあてますし、そこはアニメとは決定的に違ってきますね。

――聞きながら声をあてる、というのが、やはりプロフェッショナルだなと。

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