1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

戸松遥「エイリアン」最新作で主人公の吹替声優を担当「『エイリアン』デビューしたい人にもおすすめです」

映画.com / 2024年9月4日 17時0分

この後、何秒経ったら、こうなる――みたいなところまで考えながらのお芝居なので、そういうテクニカルな作業がとても大事になりますね。もちろん、感情も大切にしつつですが、アニメのときは別の頭の使い方をしていると思います。

――その上で、絶望的な状況に置かれ、内に秘めた強さを目覚めさせるレインをどのように表現しましたか?

“ロムルス”に足を踏み入れてからのレインは、弟のアンディ――実際には血はつながってはいませんが、彼だったり、仲間たちを救うためにも、絶対に生き残るんだと決意しますし、表情もまるで別人のようになりますからね。本当にお腹から声を出し、セリフに“圧”を吹き込むことが大切でした。きっとレインを演じたケイリーさんもそうだったと思いますが、私自身も魂を削りながら全力でお芝居させていただきました。途中、酸欠になって、クラっとしてしまうこともあったんです。前半との落差も含めて、ぜひ吹替版を楽しんでいただければうれしいですね。

●サメ映画への愛が高じて、サメ映画学会の会員に

――“体感型”という言葉がふさわしい作品ですよね。

いきなりエイリアンが登場するわけじゃなくて、ジワジワと恐怖が迫ってくる感覚も、すごく「エイリアン」シリーズらしいなと思いましたし、ご覧になる皆さんには、本当に「最後の最後まで気を抜くなよ」ってお伝えしたいですね。それもまた「エイリアン」シリーズの魅力ですし。私はぜひ4Dの吹替版で見たいと思っているんです。やっぱり「ドント・ブリーズ」の監督さんですから。ポップコーンを食べる手も、ついつい止まってしまうと思いますよ(笑)。

――ありがとうございます。ところで、戸松さんといえば「日本サメ映画学会」の会員としても知られていますが、どんなきっかけだったんですか?

最初のきっかけは、子どもの頃に見た「ジョーズ」だと思うんですが、あれを見て「サメって実際に海にいるんだ。もう怖くて海には入れない」ってトラウマになってしまって。そこで、海でサメに遭遇しても生き残りたいと思って、サメの図鑑で生態を調べ始めたんです。それがサメに興味をもつきっかけで、その流れでサメ映画が好きになりました。

――恐怖心が興味に変わっていったと。

ちょっと言葉選びが難しいんですけど、“一流”のサメ映画じゃなくても全然いいというか、それが褒め言葉で。サメ映画を見たことがない人からすると「これで映画として成立しているの?」って言われてしまうようなサメ映画が好きなんですよ。見れば見るほど、マニアックなサメ映画に行きついて。

――いま、まさにサメ映画は国内外でたくさん製作されていますよね。

そうなんですよ! 特に海外はアツくって(笑)、いろいろなサメ映画がリリースされていくので、これからもサメ映画学会の会員として、どんどん新作を追いかけていきたいと思っています。

――この夏はサメ映画、そして「エイリアン ロムルス」ですね。

そうです! 「エイリアン」が大好きな私からお伝えしたいのは、「エイリアン ロムルス」は、過去の作品を知らなくても、楽しめるようになっているということ。知識がなくても、置いていかれることはありませんので、「エイリアン」デビューしたい人にもお勧めです。

 「エイリアン ロムルス」は、9月6日から全国劇場にて公開。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください