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柳楽優弥&黒島結菜、10年ぶりの再会がもたらしたもの 2人が考える“究極の愛”とは?【「夏目アラタの結婚」インタビュー】

映画.com / 2024年9月6日 12時0分

柳楽:黒島さんがピエロの特殊メイクをやっているのも、すごくびっくりしました。でもあの姿も、なんだかかわいいんですよね(笑)。

――お二人の共演は、「アオイホノオ」以来のこととなりました。

柳楽:黒島さんが演じたヒロミは、僕が演じるモユルと話している時に、肩をずっと叩いているんですよ(笑)! あれ、面白いよね。すごく好きだったなあ。

黒島:ずっと叩いていました(笑)。私はあの時、高校3年生。17歳でした。

柳楽:17歳!? そうか、10年前だもんね……。あの時はずっと黒島さんに肩を叩いてもらっていたのに、10年経った本作ではアクリル越しに出会いました(笑)。

黒島:あはは! そういうことになりますね。私にとって連続ドラマに初めて出演したのが、「アオイホノオ」でした。当時はお芝居の経験もそんなになかったので、どうしたらいいのかわからず、ものすごく緊張していて。柳楽さんとは「いつかまたご一緒したい」とずっと思っていて、今回こうして共演できてものすごくうれしかったです。10年このお仕事を続けてきて、私自身、演じるということを楽しめるようになった部分もあります。会話劇でもあり、心理戦もある本作で、柳楽さんと心のやり取りをできて本当に楽しかったです。

――面会室でアクリル越しに対峙するアラタと真珠のやり取りは、ドキドキするほどスリリングでした。黒島さん演じる真珠は、いかがでしたか?

柳楽:黒島さんのイメージにはない役柄だと思いますが、ものすごくステキでしたね。面会室のシーンで真珠側を撮影する時には、スタッフ全員が僕のいる部屋の方に来てセッティングをすることになります。つまりアクリル越しに、真珠が一人だけポツンといる感じになるんですね。それって撮影とはいえど、孤独感を味わうものだと思うんです。そこで真珠が伏し目がちになったりすると、こちらも一気にグッと引き込まれて。ちょっと色気を感じるくらいの雰囲気があってとても魅了されましたし、黒島さんのお芝居からアラタの心情をたくさん引き出してもらいました。

黒島:柳楽さん演じるアラタには、ものすごいエネルギーがありました。真珠としてはアラタを翻弄しなければいけないんですが、真珠が持って行かれてしまいそうになる瞬間もあって。「いけない、いけない」と思いながら、真珠役に集中して、アラタのエネルギーに引き込まれないようにしようと意識していました。あと印象的なのは、柳楽さんの目力です。アクリル越しにグッと顔を近づけることが多かったので、近づけば近づくほど目を逸せなくなるような、吸引力のようなものがありました。

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