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【「シサム」インタビュー】寛一郎×坂東龍汰、芝居という“共通言語”で深める仲 お互いの役者としての魅力は?

映画.com / 2024年9月19日 11時0分

寛一郎:武士の役なので、体を鍛えないとなと。

坂東:寛‘sブートキャンプみたいになって、男4人くらいで部屋に集まって筋トレをして。みんなすごく仲良しでしたね。

――お2人とも映画、テレビと広く活動されています。忙しい毎日を過ごしていると思いますが、役者を続けていくうえでどんなことがモチベーションになっていますか?

寛一郎:いい作品と良い人に出会うことはモチベーションの一つになっています。そもそも、自分が観たいと思う映画がそんなに多くはないので、そういった作品を観るために自分が作る。あとは、「シサム」のような作品を通して、歴史や文化を知ることも好きです。

坂東:どんな役をやっても、常に満足することがまだないです。やってもやっても、どこか埋まらない感じに突き動かされるのかなと思います。きっと、何歳になってもそれを埋められるよう頑張り続けるのが役者なのかなとも思います。僕はすごく飽き性なんですが、まず7年もこの仕事を続けられると思っていなかったです。続けられたのは、寛一郎みたいに、芝居という共通言語があって、同じ方向を向いてくれる役者仲間がいてくれたからかもしれないです。そういう人たちから「残念だな」って思われるような芝居をしたくないっていう思いも強いです。指摘してくれる人はどんどんいなくなっていきますし、そういう人たちにがっかりされたくないからもっと頑張れるんだと思います。

――貴重なお話をありがとうございました。最後に、お2人が何度も繰り返し観るくらい好きな映画、ずっと心に残っている映画を教えてください。

坂東:最近何回も観ているのは「レインマン」です。ここ半年で5、6回は観ました。緻密に作られているなって思うので、一か所観ていいなって思ったら、もう一回観直しています。すごいって思うシーンが毎秒あって勉強になります。

寛一郎:定期的に観たくなるのは、「L.A.コンフィデンシャル」です。役者もすごくて、ケビン・スペイシーが輝いていて、画もかっこいいので好きです。

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