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「踊る大捜査線 THE MOVIE3」今夜放送! あらすじ&キャストまとめ、亀山千広氏が説く青島イズムとは?

映画.com / 2024年10月12日 20時0分

 織田が15年間にわたり演じ続けてきた、青島俊作。コンピュータシステムの開発会社でNo.1の成績を残した元営業マンで、刑事ドラマの刑事にあこがれて警察官に転職した変り種です。市民の安全を第一に考え自らの信念に従って行動するため、組織内のかばい合いや官僚主義を嫌悪し、指揮系統からはみ出して単独行動に出ることもしばしば。亀山氏は、「青島って組織にいながら自由に意見を言い、正義を貫く。ただ、それをベラベラとしゃべるやつでもない。つまり、仕事に対する責任感が全てなんですよ。警察官の最後の姿勢って何かと言えば、一般市民を守るために自らの正義感、責任感を100%まっとうすることなんじゃないかな。今回は、青島イズムみたいなところを、最後きっちりとお見せしますよ。青島君の言葉で言わせますが、それを全編通じて見せたいんです」

 今作の劇中、室井が青島の部下たちに語りかけるシーンがあります。「彼の背中を見ていろ」。亀山氏は、君塚の執筆した脚本を見て「これだ、これです」と口にしたそうで、「責任感って口で言うんじゃなくて先輩が背中を見せるしかないんですよね。部下や後輩が『またやるんですか?』と不平を口にしたときに、『いいからやるんだよ』と言って背中を見せる。東日本大震災のときに見せた自衛官の背中は、まさにそうでしたね。最初に現場に入って、ガレキの山の中を越えていく。ファイナルの劇中、青島が背中を見せる印象的なカットがありますが、それが青島イズムの継承なんです」と語気を強めます。

 青島は、今作でいわれのない嫌疑をかけられ、警察官という天職ともいえる職を奪われそうになります。思えば、シリーズ放送開始当初から、警察官であるがゆえに感じる無念さを青島たちは感じてきたといえる。そのたびに、彼らは気持ちを持ち直らせて立ち上がってきました。

 それが何かといえば、「ただただ仕事に対する責任感でしかないんじゃないでしょうか。結局、そこに戻っていくんですよね。織田君やキャストの皆ともきわめていい話し合いの機会が持てたし、青島イズム=『踊る』のテーマだと思うし、それを検証できたことはものすごく意味があった気がします。ファイナルにふさわしいかといえば、『毎回やってるじゃないか!』と言われたらそれまでなんですが、もう一度あえて自分たちで検証するのには、良い機会でしたね」

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