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最新ラインナップ11作品をスクリーンで「カンヌ監督週間 in Tokio 2024」12月8日から開催

映画.com / 2024年11月12日 15時0分

"Sélection indépendante et singulière"―――独立性のある、他に類いのないセレクション

▼カンヌ監督週間 in Tokio 2024 ラインナップ全11作品(各2回上映) <作品紹介:矢田部吉彦>

1)THIS LIFE OF MINE「これが私の人生」(2024年/99分/フランス)監督:ソフィー・フィリエール

【作品紹介】55歳の女性、愛称バービー。軽い不安を抱え、セラピーにも通うが効果は怪しい。成人した子どもたちとの関係も微妙だし、親しく話しかけてきた男性にも全く見覚えが無く、バービーは不安を募らせる...。人生後半に差し掛かった女性の軽妙にして真摯なポートレート。一時代を築き、23年7月に57歳で逝去したフィリエール監督の遺作であり、撮影後に遺族が作品を完成させた。監督の分身として見事な存在感を発揮するアニエス・ジャウィも素晴らしい。

2)「ナミビアの砂漠」(2024年/137分/日本)監督:山中瑶子 企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ

【作品紹介】21歳のカナは優しい会社員から、野心的なクリエイターへと交際相手を変えるが、乾いた心が潤うことはなく、なかなか人生を自分のものに出来ない。奔放な感情と上手く対峙できずにもがく主人公の心境を生々しく捉え、新鮮で鋭い切れ味とベテランのような安定感の双方を兼ね備えた山中監督は、20代にして「監督週間」入りを果たした。その世界を完璧な形で体現した河合優実との奇跡的なコラボレーションが、日本映画史に残る輝きを放っている。

3)EAST OF NOON「イースト・オブ・ヌーン」(2024年/109分/オランダ、エジプト、カタール)
監督:ハラ・エルクシ

【作品紹介】愚かな権力者が支配する海辺の街。青年アブドは警察の汚れ仕事を手伝う一方、宅録音楽で成功を夢見ている。恋人のヌンナも体を張りながら毎日を生き抜く。そして祖母は地元の語り部として、若者の運命を導いていく。現実から取り残されたような地で、自由と想像力に希望を託すタイムレスな寓話。モダンとレトロが交わる独特の演出が際立つエルクシ監督はインスタレーションや彫刻なども手掛けるアーティストであり、本作が長編第2作。

4)EAT THE NIGHT「イート・ザ・ナイト」(2024年/106分/フランス)
監督:キャロリーヌ・ポギ&ジョナサン・ヴィネル

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