「天保十二年のシェイクスピア」で浦井健治の挑む醜い悪党が「まるで無理しなくていい役だった」という衝撃!【若林ゆり 舞台.com】
映画.com / 2024年12月10日 10時0分
藤田版初演からの4年間にも、時代は大きく変わっている。「忖度」や「コンプライアンス」、「社会的な正しさ」が重視され、人々は欲望を露わにできない世の中になった。そんな現代の観客に、欲望のままに生きる登場人物たちは何をもたらすのだろう。
「三世次みたいな人間から学ぶことが、僕はいまの世の中だからすごくある、と感じています。いまは何が起こるかわからない世の中だし、コロナ禍を経験して余計に、いま生きていること、いまやらなければ後悔することを実践する意味を考えるようになりました。三世次を通してお客様にも『生きるってなんだろうか?』ということを感じていただけたら、この作品の持つエネルギーが生きると思うんです。この天保の世と同じように、時代が変わっていく時期には、やはりみんな悶々と悩んでいる。だからこういった爽快な闇から学ぶことがたくさんあるんじゃないか」
「しかもエピローグでは死んだ人間たちがみんな笑顔で歌って、それまでのドロドロしたものをすべて芝居として浄化するような、『祝祭劇』のパワーがありますから。こんな風にしか生きられなかった人間たちが『いまはどうでしょうか?』『どんな風に生きていますか?』と問いかけるようなメッセージを感じて、でも後味が『面白かった』と思えるような、特別な演劇体験をしていただけたら幸せです」
祝祭音楽劇「天保十二年のシェイクスピア」は12月9日~29日に東京・日生劇場で上演。その後、25年1月5日~7日に大阪・梅田芸術劇場、1月11日~13日に福岡・博多座、1月18日・19日に富山・オーパードホール、1月25日・26日に愛知・愛知県芸術劇場大ホールで上演される。詳しい情報は公式サイト(https://www.tohostage.com/tempo/)で確認できる。
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