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「ペパーミントソーダ」1960年代パリの女子校、男の子やセックスに興味津々の女子たちの日常と揺れる心 ディアーヌ・キュリス監督に聞く

映画.com / 2024年12月17日 9時0分

――女性監督もこの時代はまだ少なかったのではないでしょうか。

 「はい、フランスはもちろん、他の国でも少なかったと思います」

――そんななか、一作目で成功したことは大いなる勇気を与えられましたか。

 「もう俳優をしなくてもいい(笑)、これからは自分が語りたいと思う話を作っていけばいいのだ、という安心感を得られました。もちろん自信も得ることができました。突然、自分で撮りたいものを撮っていいのだという、正当性を得られたというか。ちなみに本作の2年後の『Cocktail Molotov』(1979)も、自分の二十代をもとにした自伝的な話で、3本目の『女ともだち(1983)』はわたしの両親の話です。自伝的なものが多いですね」

――あなたの作品はカテゴリーにとらわれず、とても自由で多彩さに富んでいると思います。

 「ラベルを貼られるのは嫌いです。自分では『エモーションの映画』だと思っています。わたしは映画を観て泣くのも笑うのも好きです。どちらかには偏りたくない。人生と同じでさまざまな感情が混ざっているべきだと思うから。生きていればいろいろな感情が湧く。だから映画もそういうものであるべきだと思うのです」

 「ペパーミントソーダ」は、渋谷 ホワイト シネクイントほかで公開中。

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