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第48回日本アカデミー賞、新人俳優賞の受賞者8人発表 齋藤飛鳥、赤楚衛二、板垣李光人、森本慎太郎らが受賞【受賞作品・役どころ紹介】

映画.com / 2025年1月21日 17時18分

■板垣李光人「八犬伝」「はたらく細胞」「陰陽師0」

 「八犬伝」は、曽利文彦監督(「ピンポン」)が、山田風太郎氏の同名小説を映画化したもの。里見家の呪いを解くため、運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する“虚構”パートと、その作者である江戸時代の作家・滝沢馬琴の創作の真髄に迫る“実話”パートを交錯させて描く。

 人気作家・滝沢馬琴(役所広司)は、友人である絵師・葛飾北斎(内野聖陽)に、構想中の新作小説について語り始める。それは、8つの珠を持つ「八犬士」が運命に導かれるように集結し、里見家にかけられた呪いと戦う物語だった。その内容に引き込まれた北斎は、続きを聞くためにたびたび馬琴のもとをを訪れるようになり、ふたりの奇妙な関係が始まる。板垣は“虚構”パートのなかで、「八犬士」のひとりで、美しすぎる女装姿で敵に迫る犬坂毛野役を務めた。

 「はたらく細胞」は、永野芽郁と佐藤健が共演し、武内英樹監督(「翔んで埼玉」)がメガホンをとり、人間の体内の細胞たちを擬人化した斬新な設定で話題を集めた同名漫画を実写映画化したもの。原作漫画「はたらく細胞」とスピンオフ漫画「はたらく細胞 BLACK」の2作品をもとに、ある親子の体内世界ではたらく細胞たちの活躍と、その親子を中心とする人間世界のドラマを並行して描く。

 人間の体内には37兆個もの細胞が存在し、酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球など無数の細胞たちが、人間の健康を守るため日夜はたらいている。高校生の漆崎日胡(芦田愛菜)は、父の茂(阿部サダヲ)とふたり暮らし。健康的な生活習慣を送る日胡の体内の細胞たちはいつも楽しくはたらいているが、不規則・不摂生な茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を訴えている。そんななか、彼らの体内への侵入を狙う病原体が動き始め、細胞たちの戦いが幕を開ける。板垣は、新米赤血球を演じた。

 「陰陽師0」は、平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」シリーズを原作に、晴明が陰陽師になる前の物語を、原作者・夢枕獏氏の全面協力のもと映画化した、完全オリジナルストーリー。佐藤嗣麻子(「アンフェア」シリーズ)が監督と脚本を手がけた。

 舞台は、呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が、政治の中心となっていた平安時代。青年・安倍晴明(山﨑賢人)は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。ある日、彼は貴族の源博雅(染谷将太)から、皇族の徽子女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらも、ともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。板垣は、晴明に興味を抱く帝に扮した。

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