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学生が「住まい方×エネルギー」のビジネスモデルを提案

Entame Plex / 2022年2月14日 21時40分

――ご自身は「住まい方×エネルギー」というテーマに対して、どのようにお考えですか?

実は世界全体の1/3が住んだり働いたりしていることで排出されているCO2なんです。意識する機会は少ないと思いますが、エネルギーは暮らしに直結しています。家計支出の5%程度がエネルギーに使われています。今後、脱炭素化の過程で値段も上がると思いますし、国際的に非常に大きな問題ですよね。日本は天然資源がない国なので、どうやって大切に使っていくのかということを他の国以上に考えないといけないと思います。

――勉学に励む、全国の学生にアドバイスなどをお願いします。

未来を考えることってすごく重要なこと。今はコロナ禍でなかなかディスカッションする機会がないかと思いますが、議論をしたりみんなの作品を見たりすることは、一人で考える以上に得られるものがあります。恥ずかしがらずにこういう機会に参加して、意見をもらって、みんなの発表を聞いて、議論して高め合っていけると良いのではないでしょうか。

<審査員 東京電力エナジーパートナー株式会社 高橋徹氏インタビュー>


――5組のアイデアについてどのように感じましたか?

どれも素晴らしいアイデアでした。大変優秀で、みなさん東京電力に入ってほしいと思うくらいです。プレゼン能力もすごく高いですね。喋り方もそうですし、資料もそうですし、中には動画を活用する発表もあり、非常にレベルが高いと思いました。また、いくつかのチームは二次審査での審査員からの指摘について、最終審査時に反映させて変化をつけていたことも印象的でしたね。

――学生のアイデアから感じたことや、印象を率直にお答えください。

発想が斬新で、柔軟でしたね。歳と共に失われていく部分かと思うので、刺激を受けました。電気って「人」に送ると感電してしまうし危ないのですが、「モノ」に送ると価値が生まれるんです。蛍光灯に入ると「光」になり、空調に入れば「熱」になる。そこで初めて価値が生まれているんです。私たちは電気を提供しているのですが、電気を提供することで最終的には「快適さ」や「安全」を提供していると思っています。ただ、それは電気にしか出来ないわけではないとも思っていて、今回の発表を聞いて改めて考えさせられた部分もありました。我々が提供しているものは何なのか、あるいは違った方法でできることはあるのか、ということを考えるきっかけになりましたね。

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