野菜のムダのない切り方を伝授「やさしい切りかた辞典」
Entame Plex / 2022年8月31日 11時0分
野菜のムダのない切り方を伝授「やさしい切りかた辞典」
グローバル刃物メーカーの貝印株式会社は、「野菜の日」である8月31日、食品ロス問題の取り組みの一環として、Webサイト「やさしい切りかた辞典」を開設しました。
「人にやさしい刃物」という考え方を100年以上大切にしてきた貝印は、食品ロスの中でも食材を“ムダに切りすぎてしまう”過剰除去に着目。「やさしい切りかた辞典」では、地球にも食卓にもやさしい、野菜をムダなく調理する方法やオリジナルレシピなどについて紹介しています。
その背景には、貝印が、週に2回以上自身で料理をする全国の男女500名を対象に実施した「食品ロスと野菜の価格高騰」に関する調査が大きく関係しています。この調査の結果、8割以上もの人が食品ロスに対して意識をしており、具体的な取り組みを行っている家庭が約半数であることが分かった一方で、家庭での調理中の食材の切りすぎ(過剰除去)への意識は2割以下と最も低いことが明らかになったからです。
まずは、調査結果の一部を紹介。食品ロスについて意識しているかという質問では、「意識している(41.4%)」「どちらかというと意識している(40.4%)」と、合わせて8割以上が回答。家庭における食品ロスを引き起こす要因は、大きく3つ。野菜の皮を厚く剥き過ぎるなど、可食部まで捨ててしまう「過剰除去」、保管していた食品の消費期限・賞味期限切れなどで手つかずのまま捨ててしまう「直接廃棄」、そして、料理の作りすぎなどによって起こる「食べ残し」があります。
主にこの3つの中で、何を意識しているのか質問したところ、最も多かったのは4割以上が回答した「直接廃棄(44.7%)」でした。一方、2割程度に留まったのが「過剰除去(18.3%)」。「直接廃棄」「食べ残し」に比べて、「過剰除去」対策を講じるには、意識のみならず、切り方・剥き方など食材や調理に関する一定の知識が必要であることが理由の一つと考えられます。
食品ロスに対して意識しているだけでなく、具体的に取り組んでいることがあるか質問した結果、「ある(54.6%)」と回答した人は約半数でした。さらに、どのように取り組んでいるのかを聞いたところ、買い物、保管、調理などについて、様々な方法が挙がりました。
また、取り組んでいることが「ない(45.4%)」と回答した人を対象に、手軽な方法があれば実践したいか質問しました。「実践したい(19.4%)」「どちらかというと実践したい(59.0%)」と約8割が回答。過剰除去に対して、手軽に取り組むための後押しがあれば多くの人が社会問題の解決に貢献できる可能性を秘めている実情は、野菜の切り方を紹介する「やさしい切り方辞典?」を公開するに至った背景でもあります。
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