2023年の消費行動、Z世代・Y世代の傾向は?
Entame Plex / 2023年12月20日 10時40分
ネットショッピングの利用についても調査したところ、「頻繁に利用している」「たまに利用している」と回答した人を合計した、ネットショッピングの利用率は約8割でした。外出の機会は徐々に増えていますが、便利なネットショッピングを日頃から活用している人は多いようです。「頻繁に利用している」「たまに利用している」と回答した人の割合を基に、ネットショッピング利用率が高い都道府県を調べたところ、1位は「熊本県」でした。利用頻度が特に高い都道府県1位は「東京都」、2位は「山梨県」、3位は「福岡県」でした。4位「神奈川県」、5位「埼玉県」と続き、首都圏や人口の多い都道府県が比較的上位にランクインしました。
初めてネットショッピングを使って商品を購入した“ECデビュー年齢”を調査したところ、Z世代は平均16.5歳、Y世代は平均20.4歳でした。約4歳の差が見られ、Z世代の方がより早くからネットショッピングに親しんでいると考えられます。
ネットショッピングで初めて購入した物は、Z世代では1位「服(22.0%)」、2位「好きなアニメ・アイドル・アーティスト等のコンテンツグッズ」いわゆる「推しグッズ」がランクイン。Y世代では「本・漫画・雑誌(17.6%)」が1位でした。5位以内に、Z世代では「ファッション小物(13.2%)」、Y世代では「食品・お菓子・飲料(12.8%)」、「ゲーム・ゲーム機(10.8%)」がランクインし、世代間で異なる傾向が見えました。
現在のネットショッピングの利用の仕方についても調査。ネットショッピングで特によく買われている物を世代別で見ると、Y世代では「日用品雑貨・消耗品(41.6%)」が1位だったほか、「食品・お菓子・飲料(38.4%)」もランクインするなど、より生活に密着した買い物が多い傾向が分かります。一方Z世代は「好きなアニメ・アイドル・アーティスト等のコンテンツグッズ(28.4%)」、「ファッション小物(27.2%)」、「スマートフォン・周辺機器(24.8%)」といった、趣味・娯楽関連の買い物が上位に入りました。
ネットショッピングの利用頻度は、月に1回以上利用している人の割合がZ世代は53.6%、Y世代は62.4%で、Y世代の方が頻度高く利用している傾向が明らかに。ネットショッピングで購入している物ランキングにおいて、趣味関連が上位に入ったZ世代に対し、Y世代は消耗品、食べ物など、日常的に消費する物を買っている人が多いことから、利用頻度も高くなっていると考えられます。
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